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響「第十一号作戦。開始するよ」


響「ちなみに資材の備蓄は燃料4万、鋼材4万3千、弾薬15万5千、ボーキ4万5千と今回も微妙だよ」

龍田「前回4万で足りずに最終作戦乙で妥協したのにね~」

潮「前々から思ってましたけど、弾薬の備蓄数おかしいですよね……」

響「提督が長距離演習好きだからね。バケツは680個あるよ」

祥鳳「うーん……、これ、絶対バケツより先に燃料使い切りますよね」

響「だろうね。前回もそうだった」

長月「まあ……、今回の作戦難易度は前回より低いらしい。提督にも考えがあるのだろう」

赤城「それこそ慢心よね」モグモグ

電「なんとかなるのでしょうか……」

長月「鎮守府現最古参の私としては、提督を全面的に信頼していきたいところだが」

響「今日はなんだかいつも以上に提督の肩を持つね、長月」

長月「と、当然のことだ! 私は立派な海軍の艦、提督の作戦には命をも掛ける所存だ」

長月「それに、この鎮守府で最も古くから生き残っているのは私だぞ。このくらい、当然の――」

 ヒラッ

響「何か落ちたよ」

長月「あっ」


『駆逐艦長月 第十一号作戦発動準備ニテ 旗艦ニ任命スル』


 「「………」」


長月「い、いやその、これはだな」サッ

龍田「これで浮かれてたのね~……」

長月「い、いいじゃないか! 久々の出撃、それも旗艦なんだ!」

響「ほう。駆逐と軽巡のみの作戦か」

長月「提督は今後の作戦に関して情報収集をしている。メンバーは私達で決めて構わないそうだ」

龍田「じゃあ、私も立候補させて貰おうかな~?」

祥鳳「響さん達はどうします? 練度的には充分過ぎる程だと思いますが」

響「私は遠慮するよ。まだ第一作戦だし、練度が上限に達していない者から選出することを勧める」

電「そういうことなら、電も遠慮するのです」

潮「お休みが長かったから、私ももうちょっと練習してから出たいかなって……」

長月「了解。暇してる奴等から適当に募ってくる。幸いここは練度の高い軽巡と駆逐が多いしな」


~~~


山城「見て姉様! 砲塔を有効活用してみたわ!」

山城「ほらほら、無駄に高いから鯉幟を飾るとこんなに綺麗!!」

扶桑「まあ……、そういえば子供の日だったわね」

山城「今までよくぶつけたり爆発して痛い目に合うこの砲塔、不幸だと思っていたけれど……」

山城「運用法によって、小さな幸せも見出せるようになるのですね……!」

扶桑「それは立派な考えね、山城……」

山城「ここに来るまで一回も砲塔ぶつけなかったし、発想を変えれば運もついてくるのかしら……」

扶桑「……ところで、そろそろ降ろしてあげたら?」

時雨「高い」ブルブル

山城「あっ!? ご、ごめんね時雨!」



時雨「山城に頼まれて砲塔に鯉幟を結んでいたのだけど、降りるタイミングを逃した」ブルブル

扶桑「届かない……どうしましょう」

長月「時雨! 次の作戦なんだが……、何してるんだそんなところで。楽しそうだな!」

時雨「おや。この僕をご指名かな? いいよ、力になってあげる」ガクブル

長月「台詞決まってるけど足ガックガクだぞ」

長月「……私高い所平気だが、登って降ろしてやろうか?」

時雨「お願い」


~~~


夕立「素敵なパーティするっぽい! ぽいっ!」

川内「柏餅おかわり!」

那珂「ちまきもっとー!」

神通「はーい。今持って行きますね」

荒潮「子供の日って、たしか男の子の日だったと思うのだけれど~……」

文月「まあ美味しいしいいんじゃない? 島風ちゃん、柏餅もっと食べる?」

島風「食べるっ!!」パクパク

文月「わお、食べるのもはっやーいねぇ」

荒潮「喉に詰まらせるんじゃない?」

島風「へーきへーき――お゛う゛っ!」

荒潮「ほらもう……」

川内「ちょっ、島風大丈夫!?」

夕立「大変! こんな時は――」スチャッ

夕立「ショック療法っぽーい!!」シャッシャッシャッ

 ドォォォォォォォォォォン!!

島風「」ポロッ

夕立「やった! 無事にお餅出てきたっぽい!」

川内「さっすが夕立!」

那珂「大事にならなくて良かったね!」

長月「第三艦隊誰も居ないと思ったら、こんなところに居たのか」

神通「長月さん達も柏餅、お一ついかがですか?」

長月「頂こう」

夕立「はいお姉ちゃん!」

時雨「ありがとう」

川内「ところで、第三艦隊って言ってたけど……私達に何か用?」

長月「ああ、実は……」




川内「なるほど、確かにうちの夕立は駆逐艦の中でも最高クラスのステータスだからね」

夕立「殺戮パーティするっぽい?」

時雨「物騒なルビが見えるのは気のせいかな」

那珂「軽巡も良いの? じゃあ那珂ちゃん出る!」

神通「あ……、那珂ちゃんが行くなら、私も……」

川内「夜戦マップある?」

長月「無い」

川内「じゃあ私はいいや。妹達に譲るよ」

長月「私に、龍田、時雨、夕立、那珂、神通……これで戦力は揃ったな!」



~~~



響「お帰り。どうだった?」

夕立「んー。そうね、まあこんなもんかって感じ?」

時雨「思い出補正もあるかもしれないが、キス島よりは全然だよ」

神通「道中が二戦しかありませんし、敵も駆逐艦や潜水ばかり…」

那珂「那珂ちゃん左遷されてた」

龍田「まあ……、ちょっとブランク感じたな~……」プスプス

長月「完全勝利だ! これも私と提督の指揮あっての」プスプス

響「撤退理由ワースト1は?」

夕立「長月ちゃんの大破っぽい」

長月「すまなかった」

祥鳳「皆さん、提督から次の作戦命令のお知らせです!」

響「ほう。連合艦隊か。第一艦隊旗艦祥鳳だね」

那珂「第二艦隊旗艦は那珂ちゃんだね! えへへ、提督もわかってるなぁ」

那珂「期待に応えて、センター那珂ちゃん、夜の戦いもバッチリ決めちゃわないとね!」

E探照灯 夜偵 照明弾

祥鳳「(……あれ、この装備、戦力として期待してるというよりは……)」

響「(……デコイかな?)」

神通「ちょっと提督とお話してきます」ガタッ

龍田「まあまあ……」


~~~


加賀「赤城さんと私で空母機動部隊を編成するとと聞いて」

赤城「いらっしゃい」

大鳳「大鳳も久々の出撃です。燃料個良し、格納庫良し、油漏れ無し……」

大鳳「大丈夫です! これだけチェックしたら絶対に爆発はしません!!」

祥鳳「逆にフラグみたいなんでやめてください」

ビスマルク「私、ビスマルクの出番が来たようね。落とし損ねた敵艦載機は私が!」

羽黒「わ、私もがんばります!」スチャッ

ビスマルク「……!」ジッ

羽黒「……?」

ビスマルク「………」ジー

羽黒「(な、なに? ビスマルクさんから視線を……何かしちゃった……!?)」

ビスマルク「Frau羽黒!!」

羽黒「は、はい!?」ビクッ

ビスマルク「その装備……カッコイイわね……」

羽黒「へ?」

響「……その兜はなんだい?」

羽黒「兜? ……あっ……!」ヒョイッ

羽黒「ご、ごめんなさい! さっきまでお姉ちゃん達と」


足柄『さあ出撃よ羽黒! 戦場が! 勝利が私を呼んでいるわー!!』

羽黒『ま、待ってくださいー!』

那智『フフフ……。ゆくぞ妙高姉! 姉の力というものを見せてやろうではないか!』

妙高『どうして私までこんな……』


羽黒「こんな感じで遊んでて……」

赤城「……ちゃんばら……」

加賀「この艦隊は弛みすぎだと思うの」

赤城「加賀さんも靴下左右違うけど」

大鳳「休みが長かったから、ある程度は仕方ないですよ」

ビスマルク「それ触ってみていい? なんてcoolなの……!」キラキラ

時雨「……ビスマルクさんって、怖そうな人だと思っていたけれど、以外と……」

響「……私の姉がこのまま成長したらあんな感じになりそう」




暁「へっくし!」

暁「……?」


三隈「航空巡洋艦、三隈。参りましたわ!」

北上「ふふーん。久々に活躍の予感。アタシの五連装魚雷が唸るねぇ」

大井「北上さんの魚雷……!? やだ意味深……!!」

北上「………」

響「見事なスルー」

祥鳳「悟った目をしていますね……」


~~~


龍田「お帰りなさい、どうだった?」

祥鳳「順調でしたよ。今回は途中撤退が一度も出ませんでしたね」

響「まあ、ここまではあくまでも前座に過ぎないからね」

祥鳳「えっ」

電「……次からめちゃくちゃ難易度が上がる、とかですか……?」

響「いや。『出撃制限』というものが付くんだ」

赤城「出撃制限……?」

響「E-3に出撃した艦はE-4とE-5に出れず、E-4に出撃した艦はE-3とE-5に出れない」

響「つまり、E-3~E-5まで、毎回攻略メンバーを総入れ替えしないといけないんだ」

響「このシステム自体は少し前からあったようだけれど、
  その作戦は不参加だったから、私達が制限を掛けられる海域に出るのは初だね」

祥鳳「なるほど……、戦力になる艦は後に回しておく、というのも必要でしょうね」

響「逆に、普段は二軍三軍として支援をしている艦にも活躍のチャンスが回るということだ」

潮「といっても、ここは戦力が余っているというより、不足していますが……」

長月「練度の高い艦は多いが、揃いも揃って駆逐艦と軽巡洋艦だからな……」

響「では、次回はE-3以降の作戦会議をする。解散!」




イベントもやってるので久々に更新。
今回第二海域からいきなり連合なんですね、ビビった
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響「今年もバレンタインがやってきたね」


電「みんなにチョコレートを持ってきたのです!」

響「私も持ってきたよ」

長月「今年は忘れなかったぞ」

祥鳳「バッチリです!」

潮「つ、作ってきました!」

響「今年は皆準備万端だね」

赤城「……え、ええ……そうですね……私も作りましたし……」

祥鳳「その割りに、何も持っているようには見えませんが」

赤城「チョコレートはありますよ。そう、私の中に……」

響「我慢出来なかったんだね」

赤城「湯煎しながら舌触り確認してたら消えてました」


~~~


暁「暁は一人前のレディでお姉ちゃんなんだから、妹へのチョコくらい作れるもん!」グルグル

島風「溶けるのおっそーい!」グルグル

伊良湖「あまり急いでかき混ぜるとお湯が入ってしまいますよ。落ち着いて溶かしてくださいね」

天龍「うぅむ……、簡単そうに見えて意外と難しいな」

夕立「っぽいー……時雨お姉ちゃんみたいに上手く出来ないっぽい」

球磨「一度手作りしてみたいと思ってたクマー」

那智「経験としては悪くないな」

伊良湖「ふふ。初めてでも大丈夫! 間宮さんの下で修行した私、伊良湖がサポートいたします!」

夕張「駆逐から重巡まで。伊良湖さんのチョコ作り講習は大人気ね」

伊良湖「はい。作ってみたいけどやり方がわからないっていう艦は多かったですから」

伊良湖「ところで、夕張さんは順調ですか?」

夕張「ええ。伊良湖さんに教わった作り方を全て頭に叩き込んで――」

 ウィーンガシャンッ ピピピピッ ウィーン……

夕張「――自動チョコレート制作マシンを作ったわ!」

伊良湖「凄いけどそれはもう手作りチョコレートではありませんよね!?」


~~~


加賀「赤城さん」

赤城「は、はい! なんでしょう!?」ダラダラ

加賀「……そんなにヨダレを垂らして期待するのは、はしたないですよ」

赤城「ななな期待なんて何も……!」

加賀「そうですか……。ところで、次作戦の艦載機についてですが」

赤城「……、………あ、はい……」ショボーン

加賀「冗談ですよ。赤城さんに日頃の感謝と私の気持ちを込めてチョコレートを」

赤城「!!」パァッ

赤城「はっ……、それでその、チョコレートはどこに?」コホン

加賀「ここです」スッ

赤城「ここ、って……その大きな箱ですか?」

加賀「赤城さんを象って作りました」

赤城「ああ、去年みたいに艦だったころの?」

加賀「いえ今の」

赤城「えっ」

加賀「それでは」スタスタ



赤城「……じょ、冗談……言ってる顔じゃなかったわよね……」

赤城「この箱……私と同じくらいの高さ……」

赤城「………」



~~~



那珂「青葉さんにも、ハッピーバレンタイン!」

青葉「おや、ありがとうございます! 凄い袋ですね、皆に配り歩いているのですか?」

那珂「うん! 那珂ちゃんはみんなのアイドルだからね!」

青葉「なるほどなるほど……、ところで、ネタになりそうなスキャンダルとか……」スッ

那珂「ないしあっても青葉さんには言わないもん!」

青葉「ちぇ。那珂ちゃんはそういう記事が一番似合いそうなのですが」

青葉「良い煽り文も考えてありますし!」

那珂「煽り文? どんなの?」

青葉「それはもちろん那珂なだけに、『夜戦のアイドル!? 那珂ちゃん! ナカに出――』」

 「ドーモ=アオバ=サン」

青葉「」

青葉「ドド、ドーモ=ジンツウ=サン……」ダラダラ

神通「那珂ちゃんがなんなのか、私、気になります……」ニッコリ

青葉「そそそそれはですね単に那珂と膣n」

 シュルルルルッ

青葉「!?(天井から白い……ロープ!?)」

 ギュッ

青葉「ぐえっ!?(違……これは……マフラー!?)」

青葉「(う、上から誰か引っ張って……!?)」ギチギチ

川内(改二)「夜戦なら……私としよっ?」グイグイ

青葉「アイエエエエエ!? ナンデ!? ニンジャナン――」

 シュッ バタンッ ギャアアアアアアアアアアアア!!!


~~~


ビスマルク「あ…、ありのまま、さっき起こったことを話すわ!」

ビスマルク「天井裏から降りてきたマフラーが青葉を締め上げて天井裏に引っ込んだ」

ビスマルク「やっぱりニッポンにNINJAは居たのよ!!」キラキラ

Z1「そ、そう……ですかね……」

Z3「(ビスマルクさん……すっかり染まっちゃって……)」

ビスマルク「気分が良いわ! レーベ、マックス、これあげる!」

Z1「これって……」

Z3「……?」

ビスマルク「チョコレートよ。いつもついてきてくれるあなた達には感謝しているの」

Z1「ビ、ビスマルクさん……! 一生ついていきます!」ウルッ

Z3「…ありがとうございます(レーベのちょろさも心配ね……)」


~~~


山城「姉様! 姉様!」

扶桑「あら……、なあに、山城」

山城「バレンタインなのでチョコレートを作ってまいりました!」

扶桑「! チョコレート……作れたの!? 火傷してない? 誘爆は?」

山城「大丈夫です! 私の気持ちを込めて、ハート型にさせて頂きました!」

扶桑「まあ……! ハートが割れていない!」ウルッ

山城「やりました姉様! 今年のバレンタインは不幸じゃありません!」ウルウル

扶桑「でも……、こんなのどうやって……? まさかまるゆを……」

山城「時雨を砲塔に装備しました」

時雨「見つけたよ」ヒョコッ

扶桑「(あっかわいい)」キュンッ

時雨「僕もチョコ作ってきたんだ、扶桑も受け取ってよ」ニコッ

扶桑「(でもそのまま砲撃しちゃったらと思うとちょっと怖いわね……)」

山城「ナイスアイディアでしょう? 姉様!」



~~~


天龍「よっ那珂! 今日はいつも以上に気合入ってるな、出撃予定もないのに」

那珂「天龍ちゃん! 那珂ちゃんは今日大切な用事があるから、いっぱい可愛くしたんだよ!」

天龍「用事? 外出するのか?」

那珂「うん! と言ってもほんのちょっと離れるだけだけど……出張ライブ、行ってきまーす!」タッ

天龍「あ、おい……、……今度は何を始める気気なんだか」


~~~


響「外が騒がしいね」

龍田「那珂ちゃんがライブしてるらしいよ~、天龍ちゃんが言ってた」

長月「へえ、ここまで聞こえるなんて随分盛り上がってるようだな」

祥鳳「私も見に行ってみようかしら」

電「電も行ってみたいのです!」

潮「那珂ちゃんのライブは明るいから嫌いじゃない、です……!」

龍田「(あの子、結構駆逐艦人気あるのよね~……)いってらっしゃい」

長月「龍田は来ないのか?」

龍田「ん? ん~……、私は、天龍ちゃんに貰ったチョコでゆっくりお茶してようかな~」

響「赤城さんは……」

祥鳳「少し前にシリアスな顔で巨大な箱を引き摺って歩いているのを見かけましたが」

響「そうか。では私達だけて行くとしよう」


~~~


長月「声が遠い……、鎮守府内じゃないな、その外か?」

響「鎮守府正面海域の辺りかな」

電「行ってみるのです!」



那珂「憧れの改二になったから! もっと私のこと見ててよね!」

那珂「ア・イ・ド・ルだけじゃないってところ見せてあげる!」


 「キャーナカチャーン!」「ソウッ!」「ハイッハイッハイッハイッ!」


長月「おお、やってるやってる、盛り上がってるな!」

祥鳳「神通さん達の姿が見えませんね」

響「前は同じステージに居たのだけど」

川内「いやー、そうなんだけどちょっと治安悪くてさ」シュッ

潮「忍者!?」

長月「いつのまに背後を!」

川内「警備に回らずを得ないっていうか……、あっこらそっち関係者以外立ち入り禁止!」

川内「神通もどっかで警備してるはずなんだけど……、ああ忙しい!」シュンッ

響「過激なファンか……、彼女も随分人気が出たね」

祥鳳「……でも那珂ちゃん、鎮守府でしか活動してませんよね?」

電「そんなに過激な方、鎮守府にいるのでしょうか……」

潮「……あ、あの、あ、あ、あれ……」ビクッ



「ヲッヲッ」「地上ニ置イトクニハ勿体ナイ…」「仲間…ニ……」

川内「だめだめ! 引き抜きお断り!」

川内「だからダメだって! ここを通りたくば改二の私を夜戦で倒して行きなさい!」



潮「たぶん、深海の方々じゃないかなって……」

祥鳳「……たぶんというより、まさにそうですね……」

長月「よく見たら客全員深海艦じゃねーか!」

電「そういえば、出撃のたびに出張ライブとか言ってたのです」

響「まあ……、……深海には娯楽も少ないだろうからね」

祥鳳「それにしてもファンの動き、揃ってますね」

響「きっとにわかファンを引っ張るような良い先導者が居るのだろう」



神通「二曲目声張り上げて! 第四水雷行くぞ-!!」バッバッ

深海棲艦「「ムラサメ! ユウダチ! サミダレ! マイカゼ!」」

神通「涼風! 朝潮!」ピッピッ

深海棲艦・神通「「ナッカチャーン!!」」

 ワァァァァァァァァァァ!!

祥鳳・響「「………」」

神通「あっ」





神通「……ちょっと……過激なファンが出ないか、見張ってました……」オドオド

長月「一番過激な動きしてるのお前だったぞ!!」

祥鳳「完全装備じゃないですか」

神通「ち、違うんです! ハッピとハチマキは紛れるためで、探照灯を振って周囲の確認を……!」

響「サイリウムを探照灯と言い張る度胸」

電「動きがキレッキレだったのです……」

神通「わ、私としては、同じステージに立つより一ファンとして応援したかったというか……」

神通「だって那珂ちゃんかわいいんだもんしょうがないじゃないですか!」ワッ

長月「逆ギレ!?」


~~~


金剛「今年もバレンタインがやってキマシター!!」

金剛「テートクにチョコレイトを渡すデス!!」

霧島「……金剛姉様。バレンタインと言えば、別の事にも意識を向けた方が……」

金剛「別のコトー?」

榛名「大変です! 比叡お姉様の部屋から去年以上に気合いを入れてる声が!!」ザッ

金剛「ヒエー! 忘れてマシタ!!」

霧島「このままでは提督にチョコを渡すどころではありません。一度退避を」

金剛「そ、そうネ! 私は提督にチョコレイトを渡す前に散るわけには」


 「おっねえっさまーっ!!!」


金剛「」

榛名「」

霧島「」

比叡「比叡! 気合い! 入れて!! バレンタインチョコを作ってまいりましたー!!」

金剛「そ、そそそ、そうネー……、た、楽しみデース……」ジリッ

榛名「(一体今年はどんな物を……)」

霧島「ちゃ、ちゃんと計算された通りに作りました? レシピの確認を……」

比叡「ダメダメ! 比叡特性レシピは企業秘密です!!」

霧島「(特性レシピという単語から嫌な予感しかしない……!)」

比叡「でもそんなに気になるなら、先に食べる? 勿論妹達の分もあります!!」ズイッ

霧島「」

金剛「(Oh……キリシマが第一の被害艦に……)」

榛名「(まだ諦めるのは早いです、チョコなんて相当失敗しない限りチョコの味です!)」

金剛「(じゃあ去年のは相当失敗したのネ……)」

比叡「さあ! 遠慮無く!!」カパッ

霧島「あ、なんだ見た目はわりと普通……」パクッ

霧島「」メガネパリーン

金剛「キリシマアァァァァァァァ!!!」



~~~



伊168「ねえ、バレンタインって何もチョコだけじゃないと思うの」

伊8「なんですかセンパイ唐突に。やっとイベント終わったのに…」

伊58「今日はオリョールお休みでち?」

伊168「菱餅とか、たまには良いと思わない? 甘くて美味しくて低カロリー!」

伊401「いいですねー、そういう和っぽいの嫌いじゃないですよ、ここに来てカロリー心配したことないけど」

U-511「ゆー……結構痩せました……」プカプカ

伊19「でも、なんで急にお餅なのね?」

伊168「実は今、一定海域で菱餅のドロップがあってね……」

伊8「(嫌な予感)」

伊168「その回収を、私達が任されることになったの!!」キラキラ

伊8「やっぱりか!!!」



終われ


潜水艦には…! 不休で働いて貰う……!!

響「トラック泊地が強襲されたらしいよ」

龍田「へー」

長月「ふーん」

赤城「そう……」モグモグ

電「なのです?」

潮「なるほどですね」

響「提督が出撃の準備を始めているらしい」

龍田「!?」ガタッ

長月「なんだと!?」ガタッ

赤城「げほっ! ゴホァ!?」ブハッ

電「なのです!?」ガタッ

潮「わ、私の艤装どこ置いたっけ……!」ガタッ

龍田「ML作戦/MI作戦も渾作戦もスルーした提督がどうして急に……」

響「アニメ化もしたし思い出したんじゃないかな」

電「アニメ?」

響「こっちの話だよ」

長月「最近提督室から刀がどうこう聞こえたから陸軍に行ってしまわれたのかと思ったが…」

龍田「一時期はもう休ませて-、なんて思ってたけど……提督って勝手よね~……」

潮「きっと、提督さんも忙しいんですよ」

赤城「とはいえ半年以上も放置されるのは……」


祥鳳「ふふ……艦爆が五千八百二十八機、艦爆が五千八百二十九機……寂しく…寂しくなんて……」ブツブツ


赤城「祥鳳さんなんてあんな……可哀想に……!」ウッ

龍田「搭載数を超えて数えだしたのはいつ頃からだったかなあ……」

響「去年の夏くらいにレイプ目になったからその辺りじゃないかな」

長月「そろそろこっちの世界に呼び戻してきてやれよ」







祥鳳「……てい、とく……、出撃? ……はっ!? 私は何を……!」

響「帰ってきてくれて嬉しいよ」

龍田「正直もうこのまま深海棲艦になっちゃうんじゃないかなって思ってた」

祥鳳「?」



~~~


響「最初はトラック泊地に向かうよ。敵潜水艦部隊の迎撃だね」

電「と、いうことは……私達の出番なのですか?」

龍田「潜水艦かぁ……、二度と上がってこないように、ちゃーんと沈めてあげないとね~」

長月「よっしゃ! ひっさびさの出撃だ!!」

祥鳳「あ、あの、あの……」

響「気持ちはわかるけど、祥鳳には待機命令が出ている。軽巡と駆逐だけで行くらしい」

祥鳳「そうですか……」シュン

長月「ということは、他の艦隊から誰か呼ぶのか?」

響「ご名答。第二艦隊と第三艦隊に声を掛けてあるよ」

那珂「お仕事ですねっ! 那珂ちゃん、がんばりまーす!」ガチャッ

神通「………」ペコリ

川内「こんちはー」

夕立「……ぽい……Zzz……」

長月「なんか多くないか?」

響「那珂ちゃんと夕立しか呼んでないけど……」

神通「だ、だって……久々の出撃なんですよ!? もし鈍ってて那珂ちゃんが沈んじゃったらって思うと……!!」

川内「私は大丈夫って言ってたんだけど、神通が聞かなくってさー」

川内「生活習慣が乱れに乱れすっかり夜型になった夕立持ってくるついでについてきた!」

夕立「……川内ちゃんが夜戦練習ばっかり付き合わせるからっぽい……」

那珂「神通ちゃんは心配性なんだからー、アイドルは沈まない設定なんだよ?」

神通「こんな死亡フラグみたいなこと言ってるし……!」

川内「いやまあそれはちょっと心配だけど、大丈夫だって」

響「練度も高いし、実力は確かだよ」

那珂「深海棲艦の皆さんを感動させられるように! マイクも新調しましたー!!」

神通「だって週五でカラオケ行ってるんですよ那珂ちゃん!」ワッ

川内「いや、それは……、……うん、心配になってきた。やっぱ私が出るわ」

那珂「大丈夫だってばー! 那珂ちゃんがセンターで活躍するの!」

夕立「久々に……素敵なパーティするっぽい……ふぁぁ……」

長月「こんな艦隊で大丈夫か?」

響「……戦線に出たらしゃっきりしてくれることを願おう」

那珂「ところで、次のロケ会場はどこ?」

響「トラック泊地……、ここだよ。はい、地図」

那珂「へー、……トラック……」ズキッ

川内「いってらっしゃーい、どうかした?」

神通「応援してるね……」

那珂「ん、二人ともありがとー!」





那珂「……?」


~~~


響「特に何か言うこともなく余裕だったね」

電「特に大破もしなかったのです」

長月「私達の練度なら余裕だな」

夕立「甲作戦突破ぽいー、ぽいぽい♪」

龍田「あー、スッキリした」

那珂「那珂ちゃんのアイドルパワーでいっぱい撃沈しちゃった!」



祥鳳「お帰りなさい!」

響「ただいま」

電「ただいま戻りましたのです!」

龍田「次はどうするの? 早速新しい作戦に向かう~?」

響「そのようだ、早速編成指令が来ているよ、今度は……」

響「『祥鳳 大鳳 加賀 金剛 龍田 北上』」

祥鳳「!!」ガタッ

龍田「良かったですね~」

長月「久々の出撃だ、成果を上げて来いよ!」

祥鳳「はい!」

赤城「……また私は留守番ですか……折角ガタッてしたのに」ムスー

響「練度もとっくに上限だし、提督も全体的な強化を計りたいだろうからね」



~~~


金剛「テートクテートク! テートクが帰ってキマシター!!」

北上「いやー、焦った焦った、魚雷探すのに部屋中ひっくり返したよ……」

大鳳「それは大変……雷巡さんの魚雷は大切ですからね、見つかりましたか?」

北上「うん、大井っちが持ってた」

龍田「へえ、見つかって良かったね~」

北上「……なんか、ヌメヌメしてた……」

龍田「……大変ね~……」

祥鳳「出撃! 出撃! 皆さんがんばりましょう! おー!!」

加賀「……そうね。慢心せずに行きましょう(この子最近情緒不安定ね……)」








大鳳「空母に戦艦、厄介な敵が多いわね」

加賀「……私の烈風なら負けません」

祥鳳「戦艦は怖いですが、そこさえ抜けてしまえば余裕でしたね」

北上「ボスなんてー、アタシの魚雷と連撃でちょちょいのちょいよー!」

金剛「テートクに戦果を報告しに行くデース! バーニング……ラアァァン!!!!」ダッ




響「良い結果を出せたみたいだね」

龍田「ええ、上々よ~」

電「提督さんから、次の出撃司令をお届けなのです!」

響「おお、提督も積極的だね。いいことだ」

祥鳳「さて、内容は……」


 『連合艦隊を組め』


 「「……?」」

電「連合艦隊ってなんなのですか?」

龍田「さあ……」

響「……提督が居ない時に聞いたことあるような……」

祥鳳「……ないような……?」

響「……こちら響。提督に連合艦隊の詳細を求める。……祥鳳、この手紙出してきて」

祥鳳「あ、はい! 烈風さん、お願いします!」




烈風「………」キィィィン

祥鳳「帰ってきました」

響「どれ……」パサ…


 『わからん』



 「「………」」



~~~



響「何度も編成してアタックしてはダメ出しされてようやくそれらしい物が組めたね」

祥鳳「だんだん大淀さんの態度が冷たくなっていくのが辛かったですね」

龍田「後半はもう『こいつら大丈夫か…』って眼がすごく痛かったよね~……」

響「とりあえず今回は空母機動部隊を組んでみたよ」

響「第一艦隊に『大鳳 加賀 金剛 木曾 三熊 愛宕』」

響「第二艦隊は『那珂 Верный 夕立 潮 電 羽黒』」

響「……やや第二艦隊が手薄なのが気になるが、軽巡一隻と駆逐二隻は必須」

響「その上、戦艦や空母を置くことは今作戦上推奨されていないからね、仕方ない」

龍田「重巡さん達は羽黒さんと愛宕さん以外練度も低いものね~」

響「かといって、軽巡は二隻以上入れられないみたいだし……」

神通「お役に立てず申し訳ありません……」

川内「出撃したかったなー」

長月「んー……、編成なんだが、那珂より神通の方が良くないか? 連続出撃だし」

祥鳳「能力も神通さんがやや上、練度も若干ですが神通さんの方が高いですよね?」

長月「練度だけなら一番高いのは龍田だし、この辺練り直した方が良いんじゃ……」

龍田「……だけ、は余計だよ~?」

響「そうだね……、艦隊募集では那珂ちゃんが一番積極的だったんだけど……」

神通「さっきも連戦だったし……、やっぱり、ここは私が」

那珂「だめー! 那珂ちゃんがセンターで出撃なんだよ!」

神通「でも……」

川内「あんま頑張りすぎるのも良くないよ-、代わって貰ったら? なんなら私も出れるし」

那珂「だめったらだめなの! ここは那珂ちゃんが行くんだから!」

響「……まあ、本人もこう言ってるし、何か問題があるまでこの編成で行こう」

那珂「本当!? ありがとー! 那珂ちゃんがんばりまーす!」

川内「ごめんねー、那珂のわがまま聞いて貰っちゃって」

神通「本当に……大丈夫……?」

那珂「大丈夫だってばー、那珂ちゃんだって歌って踊って戦える軽巡洋艦なんだよ!」

神通「(……とても心配)」

川内「じゃ、そういうことで……資材遠征の通達来てるし、帰るよ神通」

神通「……はい……」




那珂「………」

夕立「なっかちゃーん! どうかしたっぽい?」

那珂「ん? 那珂ちゃんはいつも通り元気いーっぱいだよ!」

夕立「ぽい?」

那珂「ぽい!」

夕立「良かったっぽい! 川内さんに何かあったら教えるよう言われてたっぽいー」




響「……ふむ……」

電「響ちゃん?」

響「いや、なんだか静かだな、と思ってね」

羽黒「静か……ですか?」

響「那珂ちゃん」

龍田「確かに、普段ならもうちょっと騒ぐよね~?」

祥鳳「重要な作戦ですし、集中しているのではありませんか?」


那珂「………」ジー



祥鳳「先程から海域MAPを見つめて動きませんし」

響「彼女もやる時はやるということか……まあ、静かに越したことはない。行ってくるよ」



~~~


大鳳「第一艦隊、旗艦大鳳! 出撃します!」

加賀「私が居れば制空権はこちらの物。金剛さん、敵戦艦は任せました」

金剛「Follow me! 連撃決めちゃうヨー!」

三熊「くまりんこは……、航空装備頂けませんでしたわ」

愛宕「ぱんぱかぱーん! 久々の出撃、張り切っていくわよー!」

木曾「俺の雷撃で確実に一隻は持っていく。……行くぞ!」


那珂「第二艦隊旗艦那珂! 出撃しまーす!」

夕立「ぽいぽい!」

電「第一艦隊さんのサポートなのです!」

響「……羽黒さん、イメチェンした?」

羽黒「あ、……その、先程提督に呼ばれて改二に……えへへ……」

潮「私の改造はまだかなあ……」



大鳳「なるほど、二つの艦隊で戦うのね」

金剛「ワオ! これは賑やかデス!」

夕立「まず何から撃とうかしらー」スチャッ

那珂「握手や写真はいいけどー……、贈り物は、鎮守府を通してねっ!」ドォンッ!



~~~


大鳳「なんだか、随分順調に進んでいますね」

加賀「最短ルート……なのかしら、渦潮はあったけれど、警備が手薄ね」

愛宕「補給艦も多いし、抜け道かしら?」

金剛「第二艦隊の先導はperfectネ!」

木曾「……妙だな。なんでこうも航路に詳しいんだ?」

三熊「予習でもしてきたのでしょうか?」



那珂「こっちこっちー!」小破

夕立「来たことあるっぽい?」

響「……随分と迷い無く進んでいるね、道しるべでも見つけたかい」

那珂「ううん、呼んでるから」

響「呼んでる?」

那珂「なんでもない! それより、すぐ治して来るから
   帰っても神通ちゃんや川内ちゃんと交代しちゃやだからね!」

電「あまり無理しないほうが良いのです」

羽黒「川内さん達も心配しているでしょうし……」

那珂「そういうことじゃなくて……、たぶん、この海域を荒らしてるボスは……」

響「ボスは……?」

那珂「……、……いつもありがとー!」チャキッ


 バシュンッ!!


軽巡棲鬼「……チッ……!」ザパッ


電「はわわわ! 出たのです!」

響「……、……! あのお団子に、服……」

夕立「なんだろー、うーん……、なんか、見たことあるっぽい?」

潮「誰かに似ている……、……な、なんてことないです、よね、深海棲艦が……」

羽黒「……まさか……っ!」ビクッ

響「(……一部の鎮守府と艦娘のみが知り、積極的に広めることのない恐ろしい噂)」

響「(深海棲艦は、轟沈した艦娘が怨念に憑かれ、あるいは何らかに改造された、成れの果て――)」

響「(昔遭遇したヲ級も……私の感が正しければ、あれは赤城だった)」

響「(事実だったというのか……彼女はそれを知っていた……となれば、ここは……)」



加賀「……そう。そういうことだったの」

大鳳「え?」

加賀「あなたはまだ着任して新しいものね、知らなくてもいいことよ」

金剛「いよいよBossデス! 加賀は何か知ってるのデスカー!?」

愛宕「開幕のファンファーレー! ぱんぱかぱーん!!」

三熊「腕が鳴りますわ、もがみんに戦果を報告しますの!」

木曾「俺に勝負を挑む馬鹿はアイツだな!」

大鳳「……誰も知らないようですけど」

加賀「…………、……まあいいわ。全力で生きましょう」

大鳳「はい!」




ドォォォン! ヒュンッ… ドォォォォン!!



軽巡棲鬼「……沈メテ、ヤル……!!」小破


那珂「ッ……、夜戦に持ち込んで、一気に撃沈するよ! 皆、準備して!!」

夕立「ぽい? ……傷が痛むっぽい? 大丈夫?」

那珂「夕立ちゃん……、大丈夫だよ、これは私がやらなきゃいけないことだから……」

那珂「……見せられないよ、お姉ちゃん達に……あんなの……」

那珂「情けないなあ……、アイドルなのに、なあ……」スチャッ

 〝探照灯〟

夕立「……ぽい……」ガシャンッ

羽黒「………ここは、私が……!」チャキッ


軽巡棲鬼「……二度、ト、浮カンデ……来ナイ…ヨウニ……!!」小破



那珂「那珂ちゃんは、皆のアイドルなんだからぁ……」

 シャッシャッシャッ!

那珂「――不祥事なんて起こしちゃ、ダメなんだよ!」

 ドオォォォォォン!!!



~~~


響「……こんな調子で、那珂の活躍もあって順調に海域を制圧したよ」

電「那珂ちゃんのカットインが絶好調だったのです!」

祥鳳「なるほど、つまりこれで今回は終わり……」

響「エクストラステージ」

祥鳳「ですよね、ありますよねー……」

潮「また、出撃ですか……いえ、やりますけど……」

響「いや…流石に自然備蓄分のみでは厳しいからね、一度資材収集に集中するようだ」

電「燃料が残り一万ちょっとしかないのです」

龍田「提督の功績があるから、2万5千くらいまでは配給されるんだけどねー」

響「イベントは一度に5万は欲しいからね、まあ弾薬は何故か15万あるんだけど」

祥鳳「そういえば、新しい艦を連れてきたのでは?」

響「ああ……潜水艦だったから、しかるべき部隊に案内したよ」


~~~


伊8「今日は……なんだか賑やかですね……」

伊401「そうですねー、最近の鎮守府は少し静かすぎましたし、少しわくわくします!」

伊8「提督のご指示がないから長期休暇状態だし、どこか遊びに……」

伊168「何を寝ぼけたこと言ってるの!?」

伊8「イムヤ先輩!? あなた、死んだはずじゃ……!!」

伊58「死んでないでち。ほぼ死人だったけど」

伊19「『何もかも嫌になった』って言い残してレイプ目で
   プールに浮きっぱなしだったから死んだと思ったのね」

伊401「いつの間にか呼吸も止まってましたし」

伊168「船なんだから多少食べなくても息しなくても死にはしないわ!」

伊8「その理屈はおかしい」

伊168「ぐだぐだ言ってないで出撃準備よ! 提督が帰ってきたの!!
    ほらほら元気出してオリョクルカレクル行くわよ! 資源集め任務消化!!」

伊58「月月火水木金金でち!!」

伊8「ああ、いつもの先輩が帰ってきた……嬉しいような悲しいような……」

伊401「ふぁーあ、まあ戦ってこその潜水艦ですよ。最近潜ってないから鈍っちゃったかな」

伊168「何よ情けないわね、新入りが来てるんだからちゃんとしなさい!」

伊8「……まさか、まるゆさんを同行させる気ですか?」

伊168「違うわよ! ついさっき着任した子らしいわよ、出てきなさい!」

U-511「あぅ……」コソッ

伊168「ドイツの潜水艦、U-511よ。さ、挨拶挨拶!」

U-511「Guten Morgen…、潜水艦U-511、です。ユーとお呼びください……」

伊8「あら可愛い、グーテンモーゲン。よろしくね」

伊58「わあ! 久々の戦力になりそうな新人さんでち!」

伊168「うちはいつでも人手不足だから歓迎するわ!」

U-511「だ、Danke。何もわからないけど、その、よろしくおねがいします……」

伊8「(ああ、こんな純粋な子が、ブラック鎮守府の毒牙に掛かるなんて……)」

伊168「ふふ……大丈夫、真っ白な子の方がむしろ染めやすいわ!」ニッコリ

U-511「?」

伊8「(ほら先輩物騒なこと言ってるしー……!)」

伊168「いい? ユー。潜水艦に休みはないわ。鎮守府の資材事情のため
    そして提督の戦果、日々の任務のため、潜水艦としての責務を果たすのよ!!」

U-511「は、はい……! 日本では、みんなたくさん働くんですよね、社畜、って言うんですよね…」

伊8「(……ユーちゃん……出来るだけ健全に育ってね……無理かもしれないけど……)」






アニメもやってますし冬イベントプレイなうです!
感覚を忘れていてちょっと苦戦してますが、固定要員である
那珂ちゃんが育っていたおかげでE-4までそこそこ順調に突破しました(`・ω・´)

電「暑いのです……暑すぎるのです……」


潮「うぅ……あついですー……」

長月「暑いって言うな……よけいに暑くなるだろ……」

響「……でも、暑いものはしかたがないよね……」

祥鳳「提督さんが殆ど来なくなったから、出来るだけ節約しないと……」

龍田「今はたまーに遠征命令とか練度上げの命を出しに来てくれるくらいよねー……」

電「提督さん……どうして帰ってきてくれないのですか……」ウルウル

潮「……私たち、もう要らないのでしょうか……?」ウルウル

長月「きっと夏の作戦には帰ってきてくれるさ、……それより、今はこの暑さだ」

響「なんとか誤魔化す方法が欲しいよね……」

天龍「よーっす、なんだよここもあちぃなあ…」ガチャッ

龍田「お帰り天龍ちゃん、遠征帰り?」

天龍「まあな、一応資材は溜めとかねーと……しかしあちぃ……」

龍田「そうだ、だったら怪談でもする?」

電「怪談?」

潮「!?」ビクッ

響「確かに、丁度良い季節ではあるね」

祥鳳「でも、私怪談なんて……」

龍田「大丈夫、語り手は私がやるよ~」



~~~


龍田「それじゃあ、照明暗くするねー」

……ボウッ

龍田「うん、このくらいかな?」

響「互いの顔が見える程度だ。丁度良いと思うよ」

潮「ちょ、ちょっと暗すぎる、ような……」ビクビク

電「はわわ……どきどきしてきたのです……」

祥鳳「……思っていたより本格的、ですね……」ソワソワ

長月「わ、私は幽霊なんて信じてないからな!!」

天龍「な、なんだお前らビビってんのか!? なっさけねぇなぁ!!」ドキドキバクバク

龍田「それじゃあ、いくよー」


 「「………」」ゴクリ


龍田「これはね、本当にあったお話なの」

龍田「……昔、この鎮守府が綺麗に立て替えられる前のことよ? 一人の男が、廃墟探検と称して鎮守府だったボロボロの施設に潜り込んだの」

長月「……ッッ!!」ビクッ

天龍「そこ潜り込んじゃダメだろアホか!!」ダラダラ

祥鳳「天龍さん、しーっ、しーっ!」

龍田「どんどん奥まで進んでいたのだけれど、あるとき、足音が一つ多いことに気づいたの……」

龍田「不審に思って足を止めても、ひたひた、ひたひた……」クスクスッ

電「ひぃぃっ!? くる、なにかくるのです!!」

潮「にゃあああああ!? に、逃げなきゃ、逃げなきゃ-!!」

響「電、潮、あまり騒いじゃだめだよ」

長月「うおぉぉぉぉ響ぃぃぃ!!」ガシッ

響「長月暑苦しい」

龍田「三百年前の幽霊がね、怒っていたのよ。真剣に、命を掛けて戦って居た者達の場所を荒らされて」

天龍「ごめんなさいごめんなさい!!」ガクブル

祥鳳「落ち着いてください私達は戦ってる方じゃないですか!」

龍田「バチバチ、バチバチ……異様な音に、ついに男は振り向いたわ~」

龍田「振り向いた男が目にしたものは、眼前に迫るスタンガン――」


――ピシャアアアアアアン!!


 「「「きゃああああ!?」」」「「うわあああああ!?」」


龍田「……そして、男の行方を知るものは誰も居ない、というお話でした~」


電「バチバチが、バチバチがくるのですー!!」

長月「お、おへそかくしてテーブルに潜れぇ!!」

潮「潮はただのダンボールですダンボールです見逃してぇ!!」

祥鳳「あわわわ、か、隠れ場所、カーテンの裏……!!」モソモソ

天龍「うわあああごめんなさい許してください俺ホントは怖くないからぁぁ!!」ブワッ


響「誰も聞いていないよ」

龍田「……やりすぎたかしら~」



~~~


……ゴロゴロ……


長月「なんだ、ただの雷だったのか……」

龍田「ゲリラ豪雨ね~」

響「随分と良いタイミングで来たよね」

祥鳳「良かったのか悪かったのか――」


――ガシャァァァァァァァン!!


――ブツンッ!!


電「はにゃぁぁっ!? ま、まっくらなのです! まっくらなのですー!!」

潮「ひぃいぃ!! ま、ま、まさかさっきの幽霊ッ……!?」

長月「ついに出やがったな幽霊ぃぃぃッ!!」

天龍「ででで出てきやがれ実体のないヤツなんて怖くねぇぞ触れるものなら触って――」

 ドンッ

天龍「――みぎゃああああっ!?」ビックゥ!!

響「あ、ごめんよ」

祥鳳「皆さん落ち着いてください、単なる停電ですよ」

電「て、停電……?」

祥鳳「凄い落雷でしたからね、配電のトラブルでしょう」

長月「いや、まだ油断は出来ねぇ!!」

潮「停電だと思い込んでからが危ないんです! 油断したところをビリッと!!」

電「はうっ!? そ、そうでした……、うぅぅ……」

龍田「大丈夫よぉ、あれ作り話だもの」

長月「へっ? ま、マジで……?」

龍田「一昨日ねー、ゴロゴロしてたら思いついたの」

潮「そ、そうだったんですか……?」

天龍「えっ、でもお前『これは本当にあったお話』って……」

龍田「語る時の王道でしょう? ……まさか信じてたのー? 天龍ちゃんかわいー」クスッ

天龍「で、でも日時とか、被害者の話とかあんなに詳しく……」

電「そ、そうですよ……シチュエーションや武器の詳細まで……」

祥鳳「詳細まで語るからこそ作り話なんですよ、被害者は独りで死んでるんですから」

龍田「あら……確かに設定ミスね、もう少し練るべきだったかしらぁ……」

響「そもそも、300年前の霊がスタンガンの時点でおかしいと思うべきだよ」

長月「!!」

潮「い、言われてみれば……」

天龍「クソッ、騙されたー!!」

龍田「駆逐艦ちゃん達に混ざって怖がる天龍ちゃん、面白かったわよぉ?」

天龍「別に怖がってねーし! ぜ、全然怖くねぇけど電気はまだつかないのか!?」

祥鳳「待っていれば復旧すると思いますよ」

長月「い、いつまで待てばいいんだよ……うぅ、誰か電気持ってないか?」

響「灯なんて普段から持って歩かないよ」

電「そ、そうだ! 龍田さん! 龍田さんがいるのです!!」

潮「そうです! お願いします!!」

龍田「え? 私? ……お願いって、何を?」

電「いつも持っているアレを使ってください!!」

長月「この部屋をパーッと明るくしてくれ!!」

龍田「そう言われても……何も持ってないけど……」

潮「今日もちゃんと持っていたじゃないですか!」

電「さぁ、頭の上のそれを使うのです!!」

龍田「……、いや、私のこれは蛍光灯じゃないよ?」

長月「なっ……そうだったのか!?」

潮「てっきり、非常用の蛍光灯かと……」

響「もしくは閃いた時のアイコンかと……電球の上位版みたいな」

龍田「まったく、まさかそんな勘違いされてるなんて――」

天龍「……え、マジで……?」

龍田「――天龍ちゃん!?」ガーン


~~~


 パッ

祥鳳「あ、点いた」

響「やれやれ、ようやく復旧したか」



龍田「……蛍光灯……」ズーン

電「か、かっこいいのです! それかっこいいですよ!!」

潮「そうです、わ、私も一度載せてみようかなって思ったことも……本当です!」

長月「ざ、斬新で良いと思ってたぜ! 個性は大切だからな!!」

天龍「ほら、俺だってオオカミ耳っぽいとか言われたことあるしさ!!」



響「あっちの復旧にはもう少し掛かりそうだね」

祥鳳「どこから持ってきたんでしょうね、あのお布団」

赤城「ただいま、さっきは大変だったわね」ガチャッ

祥鳳「あら赤城さん、今までどちらに?」

赤城「ちょっとつまみ食い――コホン、お手洗いに行ってたら停電で動けなく……」

祥鳳「……へ、へぇー……」

響「(……資材を確認しておこう……)」

赤城「?、あなたたち、何をしているの?」



電「赤城さん! 丁度良い所なのです!!」

天龍「赤城! 龍田のコレ、なんに見える!?」

龍田「………」チラッ

長月「ちょっと答えるだけでいいから!!」

潮「(きっと、赤城さんならこの状況もなんとか――)」



赤城「え? 非常食でしょ?」



龍田「」

天龍「」

電「」

龍田「……寝る……お布団が幸せー……」モゾモゾ

天龍「あ、ちょ、龍田っ……、ふ、ふざけんな赤城ぃぃぃ!!」ガルルルルッ!!

赤城「え゛!? 何が!?」ビクッ

長月「非常食はねぇだろいくらなんでも!!」

電「ひどいのです! 見損なったのです!!」

天龍「雷撃すっぞコラ!!」

赤城「な、なんで!? 私何かした!?」



響「……質問する相手が悪かったね」

祥鳳「……ドーナツ的な……?」

響「ちなみに、祥鳳さんには何に見えるんだい?」

祥鳳「え、言わないとダメ……ですか?」

響「ダメってわけじゃないけど、参考までに」

祥鳳「最初に見た時から、なんだか天使みたいだなって……」

響「………」

祥鳳「ほら、怨霊に憑かれた敵艦隊を葬って成仏させて……」

響「………」

祥鳳「て、天に召し上げる……みたいな……?」

響「………」

祥鳳「……ごめんなさい、忘れてください……」カァァ…

響「いや、……いいと思うよ、メルヘンチックで。ハラショー」

祥鳳「無表情で褒めないでください……」

響「私はいつもこんな顔だよ。龍田さんに言ってごらんよ、喜ぶと思うよ?」

祥鳳「……引き攣った愛想笑いが目に浮かぶのでやめておきます……」

響「そう、賢明だね」

祥鳳「ならなんで奨めたんですか!?」



~~翌日~~



祥鳳「ごめんなさい遅れました! 艦載機の搭載に時間が――」

響「ああ、それなら大丈夫だよ」

電「本日の出撃は中止なのです」

祥鳳「え?」

響「鎮守府の三バカが盛大にやらかしてね」

祥鳳「三バカって……何したか知らないけどそれは可哀想――」

響「長月・天龍・那珂が頭に蛍光灯乗っけて龍田さんを出迎えたんだ」

祥鳳「――昨日の今日でどうしてそんな真似を!?」

響「バカだから。悪気は無かったと思うよ」

祥鳳「……というか那珂さん関係ないんじゃ……」

響「飛び入りで参加したらしいんだ『こういう役回りは那珂ちゃんのお仕事だよね!』って」

祥鳳「(響さんが声真似するとシュールね……)」

電「……龍田さんカンカンだったのです、怖かったのです……」

響「その時に起きた惨劇は、この部屋を見て推して知るべし、だよ」


 ボロッ……


祥鳳「………納得しました」

響「私と電は撤退に成功したけど、三バカトリオと盾にされた赤城さんは大破で入渠中」

電「龍田さんは寝室にUターンで」

響「潮はそこのダンボールと一体化してる」


ダンボール「ワタシハタダノダンボールデス…ナカノヒトナドイナイデス…」ガタガタ


祥鳳「壊滅じゃないですか……」

響「ああ見えて、龍田さんはキレると滅茶苦茶怖いんだ」

祥鳳「いや、ああ見えてと言うかそれは予測がついてましたが」

響「それ間違っても本人の前で言っちゃだめだよ。絶対だ。絶対だからね」

祥鳳「そんな念押しされても言いませんからね!?」




久々に艦これss!
( ˘ω˘)丁度良い季節になったのでメモ帳に落ちてたネタ発掘したやつです

電「今日は七夕なのです!」

電「提督さんが大きな笹を用意してくれたのです!」

響「気軽に利用出来るように、鎮守府のあちこちに設置してあるんだ」

祥鳳「へえ、この笹も色々飾ってありますね」

響「折角だから、皆も何か書いてみたらどうかな?」

龍田「楽しそうだけど~……、皆の前で書くのは恥ずかしいかなぁ……」

長月「私は恥ずかしいことは書かないぞ。ほら」サラサラ

『しんかいせーかんぼくめつ 長月』

響「この字が既に恥ずかしいんだけど」

龍田「……深海棲艦、ね?」

長月「ごちゃごちゃしてて難しいんだよ!」

響「というより、七夕は願い事を書く行事であり抱負を書く場所では……」

長月「む。そこまで言うならお前書いてみろ!」ズイッ

響「……良いけど……」サラサラ

『мир всего мира Верный』

響「はい」

長月「……へ、へー……うん、まあ……良いんじゃ無いか?」

電「響ちゃんらしい……のです? ……たぶん」

祥鳳「流石響さん。名状し難き深みを感じますね……」

響「おや祥鳳。……この深さが分かるとは、良い眼を持っているね」

祥鳳「えっ!? あ、は、はい! なんというか、このあたりからこう……すごい深みを……」ダラダラ

長月「わ、私にもわかるぞ! この小難しい内容、ここには宇宙にも匹敵する何かが!!」

電「この長い文字の中にはコスモが詰まっているのです!!」






龍田「……で、実際はなんて書いてたの~?」

響「世界平和」

長月「浅っ!?」ガーン

祥鳳「そんな小学生の書き初めみたいな!?」ガーン



~~~



電「書けましたのです!」ドンッ

龍田「ずいぶん考えてたね~?」

長月「何を書いたんだ?」

電「えへへ、すっごく迷ったけど、思いの内をぶつけたのです!!」

響「どれどれ……」



『なのです 電』



  「「……?」」


長月「なので……す?」

響「これは一体……?」

電「なのですという言葉は電の意思を表す言葉なのです!」

電「つまりなのですと表現すればなのですがなのですで全てを表せるのです!!」

電「要するになのですはなのですの……? なのです…? ??」

響「自分でも何が何だかわからなくなっているのです」

祥鳳「ゲシュタルト崩壊なのです」

長月「もう何が何だかわかんねーなのです!」

赤城「電ちゃんの口調が伝染しているのです」ガチャッ

響「おや、赤城さん」

祥鳳「今ちょっとなのですがなのですで……」

赤城「……私まで伝染りそうだからいい」

加賀「赤城さんが『なのです』って言ったら可愛いと思うなのです」

赤城「加賀さんは無表情でしれっと言うからシュールね……」

祥鳳「そうだ、赤城さん達はもう何か書きましたか?」

加賀「……私は書いたわ。『誰も沈みませんように』って」

長月「おお、中々に真面目な願いだな、気に入った」

電「あ、加賀さんの短冊見つけたのです!」

赤城「私はまだ書いてないわね。中々良いのが思いつかなくて……」

龍田「とか言って、もう飾っているじゃないですか~」クスクス

赤城「え?」

龍田「この名前が無い短冊、赤城さんのでしょう~?」



『腹いっぱい飯が食べたい』



赤城「えぇっ!?」

響「……なんというか……赤城さんらしいね……」

電「……い、良いと思うのです……よ?」

祥鳳「……えっと……無邪気と言うか、なんというか……」

赤城「ちょ、ま、待って! これ私じゃ……」

龍田「大丈夫ですよ~、今更隠さなくてもそういうキャラなのは皆知ってますし」

長月「食いしん坊も程々にな」

赤城「だから本当に違っ……、か、加賀さん! 加賀さんは信じて」

加賀「………」ジトー

赤城「!?」ガーン

龍田「最近出撃も遠征も少ないから、ご飯も減ってるしね~」

長月「まあそのぶん腹減ってないけどな」

祥鳳「正規空母さんにはちょっと少ないのでしょうか」

赤城「………」プルプル

電「……あれ? この短冊、裏に何か書いてあるのですよ?」



『ビッグセブン長門』



 「「………」」


龍田「……えーっと……」

祥鳳「……赤城、さ……」


赤城「――っうわあぁぁぁぁん!!」ダッ

長月「赤城!?」

加賀「ま、待ってください赤城さん! 私は信じてましたよ…!!」







陸奥「もー、長門さんってば……、そんなに食べたいなら今度タベホ連れて行ってあげるわ」

長門「ここら一帯は戦艦と空母出禁の筈だが」

陸奥「ふふっ、地方から出てきたお店が明日開店するの」

長門「本当か!? 腕が鳴るな!!」

陸奥「ホントホント。だからあんな恥ずかしい願い事書いちゃダメよ?」



赤城「どうせ、どうせ私なんてぇぇぇぇ!!」ダッ

加賀「わ、私は信じてました、信じてましたから……!!」ダッ



長門・陸奥「「?」」


~~~


隼鷹「ふんふーん♪ 七夕七夕ァ!」ヒョイッ

飛鷹「何しているの?」

隼鷹「七夕飾りだよー、飛鷹もどう?」

飛鷹「そうね……」チラッ


『年中飲んだくれ 隼鷹』


飛鷹「………」サラサラ


『隼鷹が更生しますように 飛鷹』


飛鷹「よいしょっと」キュッ

隼鷹「なんて書いたの?」

飛鷹「内緒」

隼鷹「ふぅん? ……あ、見て見て飛鷹! これ面白いよ!!」

飛鷹「人の願いを見るなんてお行儀悪いわよ?」

隼鷹「でも飛鷹も気になるでしょ?」

飛鷹「……まあ、ね……」スッ…


『金剛お姉さまが欲しい 比叡』

『北上さんの何もかもが欲しい 大井』


隼鷹「ほらほら、クリスマスと間違えちゃってー。駆逐艦じゃないんだからさー」ケラケラ

飛鷹「面白い通り越して背筋が冷えるんだけど」ゾクッ

隼鷹「後は瑞鳳と龍驤が暁と同じこと書いてる」

飛鷹「……それは見なくても予想出来るわ」


~~~


那珂「これでよしっと! 神通ちゃーん!」

神通「はぁーい……」トテトテ

那珂「那珂ちゃん、ちゃんとお願い届くように高いところに結びたいの!」

神通「肩車? ……いいよ。しっかり掴まって……」ヒョイッ

那珂「んー……トップにはもうちょっと届かないかなぁ……背伸び出来る?」

神通「……がんばる……!」プルプル

川内「何してるのー?」ヒョコッ

那珂「あそこに飾りたいんだけど、ちょっと届かないの」

神通「こ、これ以上無理……!」プルプル

川内「そっか……、……じゃあ、私が神通を肩車するよ!」

那珂「川内ちゃんだいじょーぶ?」

川内「へーきへーき! なんたって改二だからね! 改二だよ!? 改二! 良いでしょー!!」

那珂「……わぁ、すっごーい!(……那珂ちゃん達とっくに改二なんだけど……)」

神通「すごいすごい……(……今は黙っておこう……)」





川内「どう? いけそう?」グラグラ

神通「せ、川内姉様……もっとしっかり支えてください……!」ギュッ

那珂「もうちょっとー……!!」プルプル




球磨「おお、川内型タワーだクマー!」

多摩「ぐらぐらしてるにゃ」

木曾「……踏み台かなんか持って行ってやった方がいいんじゃ……」

球磨「楽しそうだからいいんじゃないクマ?」

多摩「あ、倒壊にゃ」


 ガラガラガッシャーン!!



~~~


電「あ、またお願い事が増えているのです!」

響「目に付きやすい場所にあるからね。宣伝もしてるし、皆飾って行くのだろう」

祥鳳「……それにしても……」


『新しい調理器具が欲しいわ! 雷』
『速いタービンいっぱい欲しい! 島風』
『綺麗なお洋服が欲しいわ~ 荒潮』



祥鳳「駆逐艦さん達の願い事は微笑ましいですね」

響「……クリスマスと混線してそうだけど……」

龍田「子供らしくてかわいいじゃない。ほら……」


素敵なパーティしたいっぽい! 夕立』


龍田「……かわいい?」

祥鳳「そうですね。文字が赤くて垂れていなければ可愛いと思います」

響「……なにで書いてあるんだろうね……」

電「き、きっとオイルなのです! オイル!!」


~~~


金剛「『提督にBurning Loveをお届けするデース!』……っと」キュッキュッ

金剛「……Why?」


『金剛お姉様が欲しい 比叡』


金剛「比叡ってば、織姫と彦星はSantaClausじゃないのヨー?」

金剛「でも、ワタシに遊んで欲しいなんて可愛い妹デース!!」



北上「………」

北上「………」チラッ


『北上さんの何もかもが欲しい 大井』


北上「わー……アタシに遊んで欲しいなんて可愛い妹ねー……」

北上「ってんなわけあるか! 怖いわ!!」ビシッ

大井「北上さん……」

北上「うわ大井っち!?」

大井「遊んで(意味深)くれるんですよね……嬉しい……!」

北上「何その都合の良い耳!? ってちょ、引っ張らないで、どこからそんな力が」

大井「うふふふふふ……」ズルズル

北上「ひぃっ、だ、誰か-!!」ピラッ


 ヒラヒラ…


『平和に暮らしたい 北上』



~~~


龍田「さぁて、そろそろ天龍ちゃんも書いたころかな~?」

響「さっきその辺りをうろうろしていたのを見かけたよ」

龍田「ここ? ……あったあった」

響「見てどうするんだい?」

龍田「そうね~、天龍ちゃんは純粋だから、叶えられそうなら手伝ってあげようかなって」ピラッ


『改二で戦艦にしてください 天龍』


龍田「………」

響「………」

龍田「……どこからどうツッコめばいいと思う?」

響「私に聞かれても……」


~~~


多摩「……『お魚天国』……にゃ」サラサラ

球磨「『腹一杯サケが食べたいクマー』っと」サラサラ

木曾「……『姉妹がまともになりますように』」サラサラ

多摩「そういえば、那珂達は何を書いたにゃ?」

球磨「見てみるクマー」



『みんなの願いが叶いますように! 那珂ちゃん』



木曾「良い願いじゃないか」

多摩「……でもどこかあざとさを感じるのは気のせいかにゃ……?」

球磨「名前がサイン風になっているのがなんかイラッとするクマ」




『ずっと朝が来ませんように 川内』




木曾「怖い怖い怖い怖い!! なんか怖いぞこれ!!」

多摩「叶ったら世界滅亡にゃ」

球磨「まあ本人は深いこと考えてないと思うクマー」

多摩「精々『夜戦しまくりたい』の延長線にゃ」

木曾「……最後は神通、か……」

多摩「一番読めないにゃ」

球磨「うーん……、姉妹をなんとかしてほしい、とか?」

木曾「それは俺のだし、アイツはなんだかんだ那珂を甘やかしてるからな……」

多摩「那珂ちゃんがアイドルになれますように、かにゃ?」

球磨「優しいから、姉妹の二人が幸せになれるように、かもしれないクマね」

木曾「……ちょっと見てみるか」ピラッ



『大切な者を総てから守る力をください 神通』



 「「………」」


多摩「……見なかったことにするにゃ」

球磨「……申し訳ない気持ちになったクマー……」

木曾「アイツ……おどおどしているように見えて……」ジーン



~~~


扶桑「山城は飾らないの……?」

山城「叶わないのわかってますもん。……どーせ私達不幸ですし」

扶桑「そう拗ねないの……、口に出したらもっと不幸になるでしょう……?」

山城「どうせ下げたところで笑われるのがオチですよ……」

扶桑「(山城ってこういう行事苦手よね……)……、あら?」


『もう誰も僕を置いていきませんように 時雨』


扶桑「……時雨……!」ウルウル

山城「姉様? ……、……!」

扶桑「………」

山城「………」


 キュキュッ


扶桑・山城「「……♪」」


 スタスタ…




伊勢「ん、あの二人も何か吊るしたのかな? 幸運になりたい、とか?」

日向「さあ。どうだろうな……」

伊勢「ちょっと見てみようよ! あ、こっちはなんだろ……ってわぁ、時雨のやつすごい心に来る……」

日向「扶桑型のはこっちだな」


『時雨の願いが届きますように 扶桑』

『時雨がひとりぼっちになりませんように 山城』


伊勢「……あ……」

日向「こうして素直な想いが表に出せる。七夕は良い物だな、伊勢?」

伊勢「じゃ、じゃあ私も! 『日向がデレますように』!!」

日向「……『伊勢の願いを妨害してください』」

伊勢「ひどっ!?」ガーン

日向「人の感情まで天任せにするな」

伊勢「そりゃそうだけどさー……」

日向「……それに、そんなこと願わなくても私は……」

伊勢「?」

日向「いや……、……なんでもない」

伊勢「なになにー? どしたの? おとなしいじゃん言ってごらんよ日向ー」ウリウリ

日向「しつこい」ガスッ

伊勢「へぶっ!!」




七夕な艦これ小話!
書きたかったネタ詰めまくりですw

電「アホ毛艦隊」長月「揺レンジャー!!」

電「戦場に走るいなづま! アホ毛イエロー!!」ビシッ

長月「闇に紛れし軍人! アホ毛グリーン!!」ドンッ

響「静寂の仕事人。アホ毛ホワイト」スッ

潮「……内に秘められし想い……アホ毛ブルー!」ザッ

祥鳳「な、波に紛れしスナイパー! アホ毛ブラウン!!」バンッ



電「五人合わせて!!」チラッ

響「合わせて……」チラッ

長月「……あー……」チラッ

潮「……その……」チラッ

祥鳳「………」チラッ


赤城「そこ無計画だったの!?」

龍田「これだけいて赤系統ゼロってすごいよね~」



~~~



長月「戦隊ヒーローならぬ、艦隊ヒーロってカッコイイと思ったんだが……」

響「そう上手くはいかないものだね」

電「共通した特徴を探して、組み込んだまでは良かったと思うのです」

北上「いやいや。その特徴が『アホ毛』ってどーなのよ」

響「外見というのは真っ先に注目される部分だからね。重要だよ」

赤城「そういう問題じゃなくて……」

龍田「……というか、長月ちゃんのそれはアホ毛なの?」

潮「言われてみれば」

響「ちょっと違うような……」

長月「なっ! あ、アホ毛だアホ毛! それを言えば電だって寝ぐせみたいなもんだろ!!」

電「飛び火!? ち、ちがうのです! 寝ぐせじゃないのです!!」

祥鳳「響さんは、なんだか良い感じですよね」

響「わかるかい? 帽子の後ろから微かに覗かせる美徳だよ」

電「潮ちゃんは一番派手なのです、立派なのです!」

長月「ああ、特に中破した時なんて凄いよな」

響「King of アホ毛の称号を授けよう」

潮「立派、ですかね……えへへ、ありがとうございます……」

長月「祥鳳のはなんか安定感があるな」

祥鳳「そ、そうですか?」

響「中心に一本というのは、目立たないながらも整った形状……正に王道。ハラショー」

電「アホ毛らしいアホ毛なのです!」

祥鳳「……あ、ありがとうございます……」



赤城「(何この会話……)」

龍田「(天龍ちゃんにアホ毛って似合いそうだなぁ……)」



長月「まあとにかく、もう一度合わせやってみよう」

電「艦隊名どうするのですか?」

響「では『揺レンジャー』なんてどうだろう。アホ毛だけに」

長月「……揺レンジャー……」ペタペタ

電「……揺れ……」チラッ

潮「ななななんでこっちを見るんですか!?」ボインボイン

祥鳳「そ、その……もう良いのではないでしょうか?(恥ずかしい……)」

長月「うるさいぞ隠れ揺レンジャー」

祥鳳「!?」

響「結局それにするんだ」

長月「私にもまだまだ将来性があるからな」

電「では、合わせ行くのです!」

祥鳳「で、でも……やっぱりそれは恥ずかしいというか……」

響「(まあまあ、一度やれば長月達も満足すると思うから)」ヒソヒソ

祥鳳「(……じゃあ、もう一度だけ……)」






電「戦場に走るいなづま! アホ毛イエロー!!」ビシッ

長月「闇に紛れし軍人! アホ毛グリーン!!」ドンッ

響「静寂の仕事人。アホ毛ホワイト」スッ

潮「……内に秘められし想い……アホ毛ブルー!」ザッ

祥鳳「な、波に紛れしスナイパー! アホ毛ブラウン!!」バンッ


電「五人合わせて!!」チラッ


 「「アホ毛艦隊揺レンジャー!!」」 カシャッ


電「なのです!」

響「ハラショー」

長月「上手く決まったな! もっかいやろうもっかい!!」

祥鳳「も、もう勘弁してください……」カァァ…

潮「……?」

電「潮ちゃん? どうかしましたか?」

潮「いえ、先程の効果音がおかしかったような……」

響「効果音?」

祥鳳「というと?」

潮「ほら、さっき五人でキメた時に……」

長月「戦隊物の定番じゃないのか? ドーンとか、バーンとか」

潮「そうじゃなくて、カシャ、みたいな……」

響「……カシャ?」チラッ


青葉「あっ」ビクッ


 「「………」」


青葉「取材のご協力感謝!!」ダッ


祥鳳「艦載機さん捕まえて!!」ゴウッ



~~~



青葉「私が捕まるとは……祥鳳さんの機動力が観測データの値を超えたようですね」

響「単にあなたの観測がポンコツなんじゃないかな」

長月「ワレアオバ」

青葉「」グサッ

潮「……二人とも、そのくらいに……」

祥鳳「とにかくこれは消させていただきます」カチカチ

青葉「ああっ! 折角のネタが!!」

青葉「『強さの秘訣!? 第一艦隊の秘密を激写』ってタイトルで載せようと思ったのに!!」

祥鳳「やめて!」

響「……そういえば、青葉さんはいつも色々な情報を集めてるんだよね?」

青葉「はい! スクープ大好きです!!」

響「何か面白い話はあるかな?」

青葉「面白い、といえばそうですねぇ、妙高型さん達の姉妹関係調査とかですかね?」

電「姉妹関係?」

長月「普通に良さそうだが……」

響「どんな調査をしたんだい?」

青葉「姉妹の中で好きな艦と苦手な艦を聞きました!」

龍田「あら、それはたしかに面白そうかも~」

赤城「少し興味が湧きますね」

青葉「でしょう? あえて苦手な方も聞くのがポイントです!」

響「それで、結果は?」

青葉「後日発売の紙面で――と言いたいところですが、第一艦隊さんにだけ特別ですよっ!」



~~インタビュー~~



妙高『そうですね……妹達に優劣なんて付けられませんが……』

妙高『私個人としては……、……ええ、那智がいつも気がかりですね』

妙高『あの子はすぐ飲みたがる割に悪酔いして暴れたり、意外に問題を起こす子ですが』

妙高『ただ……。手の掛かる子ほど、って言いますしね?』

妙高『……苦手……とは違いますけれど、足柄にはもう少し落ち着きが欲しいところです』




那智『む? その質問はどういう意図だ? 難しいことを聞くな……』

那智『尊敬しているという意味では妙高姉だな、あの落ち着いた風格は流石だ』

那智『だが、そうだな……その質問であれば、私はやはり足柄と答えるだろう』

那智『弄り甲斐のある可愛い妹だ。 え? ノリに違和感? そこが可愛いのではないか、そこが』

那智『羽黒は……少し苦手かもしれない。意見は堂々と伝えて欲しいものだな』




足柄『私は勝利以外のものに興味なんて……、いや、はぐらかしたわけじゃ……』

足柄『そうねー……那智姉さんちょっとニガテなのよねー……、わかる? なんで?』

足柄『姉さん達に先に聞いた? ……それじゃあ結果は? 守秘義務? そう』

足柄『まあいいわ。私は羽黒が好きよ! 臆病だけど唯一の妹だし、頼ってくれてカワイイじゃない!!』

足柄『さっきも言ったけど、那智姉さんは……うん……ちょっとね……』



羽黒『え? えと、……えっと……あ、あのっ……そのっ……!』

羽黒『ごめんなさいっ!!』バッ

羽黒『どうして謝るかって……はぅ……だって、一番を決めるなんて無理です……』

羽黒『妙高姉さんも、那智姉さんも、足柄姉さんもみんな自慢のお姉さんですし……』

羽黒『……私は、みんな大好きだから……』カァァ…



~~終了~~



青葉「と、いうわけで。妙高型さんたちはツンデレの集合体でした」

青葉「それと羽黒さんマジ天使です」

響「なんと」

電「よくわからないけど、仲良しなのですか?」

青葉「つまり、妙高さんが好きな那智さんが好きな足柄さんは羽黒さんが好きで」

青葉「足柄さんと羽黒さん以外は自分が好きな姉妹が好きな相手が苦手、という……」

祥鳳「ドロドロじゃないですか」

青葉「バランスは取れてます」

長月「姉妹喧嘩は赤城も食わねーぞ」

赤城「ちょっとそのことわざ誰が流行らせたか詳しく」

電「みんな知ってるのですよ?」

龍田「赤城さん以外」

赤城「………」

響「ところで青葉さん」

青葉「なんですか?」

響「この情報に何の意味があるんだい?」

青葉「さあ。青葉はスクープになりそうなことを適当に取材してるだけなので」

龍田「見境無いんですね~?」

青葉「世の中何が流行るかわかりませんからね。……まあ、微妙な情報ばかり溜まりますが」

電「微妙な……」

響「というと、他にどんなのがあるんだい?」

青葉「そうですねぇ。龍驤さんが一日に飲んでいる牛乳の本数カウント情報とか」

青葉「瑞鳳さんの情報もセットであります」

祥鳳「やめてあげてください」

赤城「ほっといてあげましょうよ、そこは」

青葉「神通さんが胃薬買ってるの見たこととか」

響「ああ……あの人はね。ストレスに挟まれてるから……」

龍田「妹のテンションに付き合わされ、姉の夜戦に振り回され……」

電「逆に、役に立った情報とかあるのですか?」

青葉「役に、というよりお小遣いになった情報ならそれなりにありますねぇ」フフンッ

響「ちゃんと情報屋として仕事してるんだね」

長月「ちょっと興味あるな」

潮「わ、私も……気になります……」

青葉「おお、駆逐ちゃんってば興味深々ですねぇ。いいですよ、青葉サービスしちゃいます!」

龍田「あんまり変なこと教えちゃダメよ~?」

青葉「とりあえずそうですね。北上さんの持ってるパンツの枚数――」

 スチャッ!!

龍田「………」ニコッ

青葉「ひぃっ!? べべべ別に変なこととか不健全な情報では!!」

祥鳳「健全とは言えないと思いますけど……」

響「……どうやってそんな情報を……」

長月「まさかお前……部屋に侵入して……」

電「……パンツを数えるためだけに……?」

潮「………」

青葉「違います! 青葉は変態じゃありません! 正当な手段で情報を入手しました!!」

龍田「あらぁ、それはどんな方法なのかしら~?」

青葉「き、北上さんから500円で買いました!!」


 「「………」」


龍田「……そ、それなら……いいの……かな……? あれ?」

祥鳳「微妙なところだと思いますけど……」

長月「つーかアイツの個人情報安っ!!」

青葉「冗談で聞いたんですけどね、『500円くれるならいーよー』って……」

響「ああ、言いそう」

電「言いそうですね」

赤城「で、それのどこが役に立つ情報なの?」

青葉「大井さんに3000円で売れました」

龍田「なぁにその最低な転売」

響「結構吹っかけたね」

青葉「ちがっ、青葉はそんなことしないです! あれは――」



~~回想~~



青葉「ども! そこのおねーさんっ!!」

大井「?」

青葉「フフフ、良い情報入ってますよーいかがですかー?」

大井「青葉さん……また貴方はそんなことを……」

青葉「これが青葉の個性ですからっ! 情報収集楽しいですよーっ!!」

大井「そうね……、そうだ、なら北上さんの情報はあるかしら? なんて――」

青葉「パンツの枚数でよけれb」

大井「言い値で」

青葉「えっ」



~~終了~~



青葉「――と、いうやりとりの後財布の中身を全て渡されましてね」

青葉「あまりの迫力に何かを言う余裕も無かったというか」

長月「……へ、へぇー……(知ってどうするんだよ……)」

潮「……そ、それより、その……別の話をしませんか?」

響「(ナイス潮)」

電「他に何かないのですか?」

青葉「そーですねぇ、売れたと言えば赤城さんの……」

赤城「え?」

青葉「……あ、いやすみません。これ言っちゃダメなやつでしたね」

赤城「な、何!? 私がなんなの!?」

青葉「貰うもの貰ってるしこっちも仕事なんで……下手すると轟沈しかねないというか」

赤城「せめて、せめて誰に売ったかだけでも!」

龍田「まあまあ、いいじゃないですか(どうせ加賀さんでしょうし)」

響「(加賀さんだろうな)」

電「(加賀さんなのです)」

赤城「……うぅぅ……」シュン

青葉「まあまあ。お詫びに好きな画像や情報あげますから元気出してくださいっ!」

祥鳳「あ、これかわいい……」

青葉「艦載機の妖精さん達の集合写真ですっ! さっすが空母お目が高いっ!!」

響「風景画もある。……アレな写真ばかり撮ってたわけじゃないんだね」

電「わ、チョウチョさんなのです!」

潮「かわいいですね」

青葉「偏見良くないです、青葉はネタになりそうなら節操無いだけなので」

龍田「それもどうかと思うわよ~?」

青葉「やはり一番人気は人物写真ですけどね。ほら、こういうの」

長月「おお、長門が昼寝してる」

電「くす、頭にスズメさんが乗っているのです」

響「本当だ。……彼女にもこんなに無防備な時があるんだね」

赤城「なんだか微笑ましいわね、良い写真じゃない」

青葉「でしょう? 陸奥さんが買っていかれました」

響「情報の方はどんなのがあるのかな」

青葉「そうですねぇ。商店街の価格比較から鎮守府の七不思議まで色々です!」

龍田「実用的なものから娯楽まで、って感じね~」

青葉「青葉は物知りなんです! 皆様のため、身を粉にして情報を集めている次第!!」

響「ほう、流石だね」

祥鳳「凄い情報量ですね」

青葉「でしょう?」

青葉「と、いうわけで情報紙面強化のためにこれからも第一艦隊さんを盗s…ドッキリインタビューを」

祥鳳「それはダメです」

青葉「えー」




久々の艦これss。
べ、べつにelonaにハマって疎かになんてしてないんだからねっ!!

響「作戦会議を始めるよ」



響「久々の出撃だ。念入りに準備しないとね」

祥鳳「出撃どころか、ここ最近何もしてませんでしたからね」

龍田「なんでも、提督さんが留守だったとか……」

響「提督なら異世界の迷宮にのめり込んで迷っていたらしいよ」

長月「は?」

赤城「……何かの比喩?」

響「そのままの意味だよ」

電「よくわからないけど、帰ってきてくれて良かったのです」

潮「……その、ところで、今回の作戦はなんですか?」

響「『索敵機、発艦始め!』……索敵に重きを置いた作戦だね」

祥鳳「彩雲の出番ですか?」

響「そうだよ。水上索敵機も活躍出来るようだ」

電「と、いうことは、重巡さんや軽巡さんも索敵に協力出来るのですね」

潮「龍田さんも積めましたっけ?」

龍田「そうねー、装備出来るかどうかって聞かれたら出来るけど~……」

零式水上偵察機「……!?」オロオロ

 “搭載数 0”

龍田「偵察機ちゃんがオロオロするところしか見れないよ?」

長月「……搭載数ゼロで装備出来ると言うなら私だって出来るぞ」

響「羅針盤上での扱いはどうなんだろうね」

祥鳳「最初はどこに向かうんですか?」

響「ああ、えっと……、ここだね。サメワニ沖海戦」

電「サメ……」

長月「……ワニ……?」

響「まあ、最初なだけあってそんなに厳しい場所ではないさ。編成を発表するよ」

『祥鳳 瑞鳳 大鳳 北上 大井 潮』

響「空母対策、レベリング、コストを考えた構成だね」

潮「ひ、久々の出撃……やらなくては……」

祥鳳「彩雲さん、出番ですよ」

赤城「……私はまたお留守番ですか」ムスッ

響「まあまあ。後半で艦隊決戦になればまた出番が来るさ」

赤城「そんなこと言って、また夜戦マップなのではありませんか?」

響「それは私にもわからないが……、流石に秋イベントみたいなことにはならないだろう」

電「……響ちゃん、それフラグなのです」



~~~


祥鳳「只今戻りました」ビシッ

瑞鳳「ましたー!」ピシッ

響「やあお帰り。早かったね」

大鳳「なんだか調子が良かったの、ボスもそんなに強くなかったし……」

北上「……っていうか、連戦しても疲れなかった気がする」

大井「もう何も怖くない、って感じでしたよね」

潮「身体が軽いです!」

赤城「ふむ、絶好調ですね!」

長月「むしろ死亡フラグだろ」

響「フラグはともかく、実際全然疲労度が溜まっていないね」

龍田「疲労度?」

響「一戦で帰っても点灯無し……UI変更による仕様なのか、バグなのか……」ブツブツ

電「響ちゃんがよくわからない独り言を言っているのです……」

潮「……たぶん、あまり突っ込んじゃいけない話かなぁって……」

響「まあいい。疲れないのは好都合だ、このまま次に行こう」

祥鳳「次って?」

赤城「今度こそ私の出番ですか?」ガタッ

響「ズンダ海峡……一部に夜戦が挟まるから、重巡がメインかな」

響「でも、昼戦もあるにはあるから、制空戦に強い加賀さんに出てもらう予定だよ」

赤城「むー……そうですか……」スッ

響「編成はこんな感じだね」

『ビスマルク 三隈 羽黒 愛宕 北上 加賀』

祥鳳「あ、ビスマルクさん前線投入されるんですね」

響「練度は高くないけど、旗艦なら危険も少ないだろう、との見解だ」



~~~


ビスマルク「偵察機……、電探でも積んだ方が良い気がするけど」

羽黒「えっと、その、ボスに行くために必要なものなので……」

三隈「どうせなら晴嵐の方が良いですわ」

愛宕「今ひとつ影が薄いわよねー」

零式水上偵察機「………」カチン



零式水上偵察機「テイサツキノ ホンキヲ ミルノデス!!」ババババ


ビスマルク「れ、連撃が撃てる!?」ゴウッ ゴウンッ!!

羽黒「嘘、夜戦でもないのに……」ドォォン! ドォォォン!!

三隈「偵察機……見直しましたわ!」 チャキッ

愛宕「ぱんぱかぱーん!」バッ

 『弾着観測射撃』

 シャッシャッシャッドーン!! 



~~~


赤城「――と、いう報告が加賀さんの艦載機から」

赤城「攻略は順調だそうですよ」

響「報告感謝」

電「連撃って、今まで夜戦専用でしたよね?」

長月「少なくとも、私が前線に出ていた時はそうだったな」

響「仕様が変わったようだね。これからは電探以上に役立ちそうだ」

明石「攻略も有利になったところで、燃料・女神・バケツ購入してガンガン攻略ですよ!」

祥鳳「あら、アイテム屋さんの人……」

潮「資材なら間に合ってるので、その……」

長月「押し売りはご遠慮願いたいな」

明石「って、違っ、本日はご挨拶に来たんですよ、ご挨拶に!」

電「ずっと昔にしたのですよ?」

赤城「最初から居たのに、今更挨拶も何も……」

響「ん、報告……、……ああ、どうやら彼女が新規着任した艦みたいだね」

祥鳳「えっ!?」

明石「工作艦明石(あかし)です、どうぞよろしくお願いいたします!」

長月「……工作艦? 今まで居なかった艦種だな」

明石「ドックが満員の時でも、小破未満の艦なら修理できます」

祥鳳「わあ、それは便利ですね!」

響「そうだね。……まあバケツ使えば良いんだけど」

 『バケツ 1140』

電「……すごい数なのです」

赤城「一時期全然出撃してませんでしたしね」

龍田「もうこれ、数の暴力よね~」

響「何度大破させても10分で戻ってくる艦……時代が時代なら心霊現象だよね」

潮「し、し、心霊!?」ビクッ

龍田「深海啛艦とか居る時点で心霊もなにもないんじゃないかしら~?」

長月「……っていうか明石、お前は最初からこの鎮守府に居たんだよな?」

明石「そうですね」

長月「じゃあ別に今入ってこなくても良かったんじゃ……?」

響「報酬って気がしないような」

祥鳳「もっと早く入ってくださっても良かったのでは……」

明石「だ、だって言いづらいじゃないですか、今更仲間に入れてくださいなんて」

電「そう……なのですか?」

明石「ほら、間宮さんが急に艦として入ってきたら『えっ?』てなるでしょう!?」

響「まあそれは確かに……」

明石「でも海域攻略とかそういう理由があるとなんか納得しやすいじゃないですか」

長月「そういうものなのか?」

赤城「なんとなく、わかるようなわからないような……」

響「……まあいいさ。とりあえず、次の作戦準備だ」

電「えっと、ポートワイン破壊作戦でしたっけ?」

龍田「マップの形からして、ここが最後かな~?」

響「ああ。これで第一作戦は終了だ、張り切って行こう」

響「どうせクリアしたら滅茶苦茶難しい第二作戦が始まるのだろうけど」

長月「張り切って行こうの直後にやる気削がれること言うのやめろ!」

響「さて、出撃メンバーの発表だよ。次の海域は空母が多いから――」

赤城「」ガタッ

響「ビスマルク 金剛 羽黒 北上 大鳳 加賀 だね」

龍田「はい、座って座って~」

赤城「………」ガタッ

赤城「……提督は私がお嫌いなんでしょうか……」ジワッ

祥鳳「そ、そんなことないと思いますよ?」

長月「もうレベルも上がらないんだし、仕方ないだろ」

電「電も最近はお留守番なのです、一緒にトランプでもしますか?」

赤城「戦わない艦なんてただの置物です!」バンッ

長月・電「「!?」」ビクッ

祥鳳「あ、赤城さん?」

響「……ああ……そういえば、いつも出てたから忘れてたけど……」


赤城『作戦会議でしょうか?』

赤城『三段式甲板……は、要りませんよね?』

赤城『一航戦の誇り、こんなところで……!』


赤城「出撃を! 私の艦載機に敵を撃沈させてください!!」

響「彼女もかなりの仕事人間だったね」

長月「あー……言われてみれば、来たばかりの頃は戦闘の話しかしてなかったな」

祥鳳「確かに……仕事熱心な方だったような……」

龍田「社畜の間違いじゃないかしら~?」



~~~


響「さて、攻略完了だね」


金剛「ハーイ All Cut はどうかと思いマース」

ビスマルク「まあ……確かに見どころはあまりなかったけど」

北上「淡々と周回して淡々とクリアしたもんね」

羽黒「全員無事で良かったです」

大鳳「爆発しなくて良かった…」

加賀「鎧袖一触よ」ファサッ


長月「無事新しい艦も……、……あれ、アイツどこ行った?」

潮「天津風さんなら、『風が呼んでいる』ってどこかに……」

電「なんだかカッコイイのです」


~~~


時雨「……雨の匂いがする……。しっとりと、落ち着いた匂いが……」フッ

天津風「いい風……まるで私を祝福しているよう……」フッ


山城「あら時雨、新しいお友達?」

扶桑「見かけない艦ね……、どこから来たのかしら……?」


~~~


響「それは良いとして、次の海域準備に入るよ」

長月「ああ、やっぱり出たからな、第二作戦……」

龍田「秋は大変だったよね~、みんなピリピリしてて……」

響「鎮守府によっては、練度の低い艦を囮にしたこともあったようだからね」

電「どこもかなり病んでいたのです……」

赤城「まあ、今回はゲージ回復も無いし、そこまでにはならないと思いますけど」

響「慢心」

龍田「ところで響ちゃん、次はどんな海域なの?」

響「――潜水艦中心だ」

 「「!!」」

電「と、いうことは……」ザッ

長月「……もしかして……!」ガタッ

響「ヴェールヌイ 電 長月 潮 龍田 金剛」

響「それが、今回の出撃メンバーだ」

長月「おお……! ついに私が活躍する日の再来か!!」

龍田「これって、私がここに来た時のメンバーよね? 懐かしいなぁ~……」

電「響ちゃんと出撃なのです!」


響「――出るよ、出撃準備を」ザッ


 「「おー!!」」


~~~


響「作戦要綱を確認する。目標、潜水艦多数。ソナー、爆雷用意」

電「ちゃんと三式をたっぷり積んだのです!」

龍田「いつか使うと思って、いっぱい作って置いて良かったね~」

響「また、道中に戦艦と空母を確認。安全第一を忘れずに」

金剛「私が護衛するデース! Follow You! はりきって行きまショー!」

潮「だ、ダメコン搭載しました!」

電「搭載なのです!」

龍田「うん、ちゃんと積んだよ~」

長月「私は……あまり対潜能力が高くないからな、攻撃に専念する」

響「了解。ダメコン積載者、潮、電、龍田。では、出撃する」


~~~


潮「うぅ……、もう、やめてください…っ!」大破

龍田「大破艦一隻! 響ちゃん、どうする!?」

響「潮はダメコンを積んでいる、そう沈まんさ……」

電「でも……」

響「ここで退いたら、いつまでも攻略なんて出来ない」

 「「!!」」

響「提督も私達を信じて、任してくれている。……さあ、行こう」

長月「そうだな、進撃だ!」

潮「だ、ダメコンさんお願いします……!」ボロッ





潜水ソ級「………!!」


――バシュゥゥゥン!!


電「魚雷五本、内三本潮ちゃんに集中なのです!!」

龍田「ほ、本当に発動するの……?」ハラハラ

響「大丈夫だ。今こそ殆ど日の目を見ず溜めこんでいたダメコンの――」

潮「きゃっ!? こ、こ、こないでぇぇ!!」バッ

 Miss!

潮「……ふぅ、助かった……」

 「「………」」

潮「さあ、先制は凌いだので……その、皆さんがんばりましょう!」キリッ

長月「……魚雷三本を残耐久3で回避した、だと……?」

龍田「……火事場の神回避?」

響「……まあ、ダメコン節約出来たし、良しとしよう」

電「ここからは私達の出番なのです!」ザッ

龍田「潜水艦ちゃん……覚悟してね?」ニコッ


深海潜水艦部隊「「」」ビクッ


響「勝利は目の前だ。一斉射撃を開始する――ураааааа!!(うらー!)」



~~~


龍田「うふふふっ……久々の出撃、楽しかったね~」

響「ボスにさえ辿りつければ、そこからは百発百中S勝利だったね」

祥鳳「皆様、お疲れ様でした!」

赤城「お疲れ様です。……次こそは、私も……」

電「次の海域が出たけど、どうするのですか?」

響「うーん……少し休憩だ。遠征部隊の士気も上げないといけないし」

長月「じゃあ、またのんびりさせて貰うとするか」

潮「そうですね、遠征のお手伝いしてきます」

響「では、一時解散!」




E-4はダメコン積めばぶっちゃけ余裕でした。
潜水艦はクリ率そんなに高くないのでダメコンも結局消費しませんでしたし(・ω・´*)

っていうか潮ちゃんが二回大破進撃したのに
二回とも集中攻撃食らって神回避していました。つよい(確信)

今E-5やってるけど予想以上の資材消費で手が震える…。

電「空母ごっこなのです」



電「艦載機さん、はっしーんなのです!」

烈風A「……!……」バッ

長月「ふふっ、負けるな! こっちも発進だぁ!!」

烈風B「……!……」バッ


 ヒュンヒュンッ


響「これはいい迫力だね。ハラショー」

潮「ひっ!? こ、こっち来ないでくださいー!!」

電「やっぱり烈風ちゃんは凄いのです!」

長月「九九式とは比べ物にならねーな」

龍田「楽しそうね~、なにしてるの~?」


烈風A&B「「……!」」ヒュヒュンッ!


龍田「……って、烈風……?」

電「空母ごっこなのです!」

長月「ビュンって飛ばすんだぜ!!」

龍田「憧れる気持ちはわかるけど、艦載機で遊んだらダメでしょ~?」メッ

響「……それもそうだね」

潮「あうっ……、ご、ごめんなさい!」

龍田「見た目は可愛いけど、戦争の道具ってことを忘れちゃいけないよ~?」

電「うぅ……ごめんなさいなのです……」シュン

長月「悪かった、ちょっとはしゃぎすぎたよ……」シュン

龍田「遊ぶのはいいことだけど、実行に移す前にちゃんと考えてから――」

赤城「まあまあ、龍田さんそれくらいに……」

祥鳳「この子達も反省してますから……」

烈風A「………」ショボン

烈風B「………」シュゥン

赤城「それに、貸したのは私達だし、そんなに叱らないであげて?」

龍田「あなた達が貸したんですか~? 子供に悪い遊びを教えちゃダメでしょう?」

祥鳳「うっ……だ、だって、すごく物欲しそうに見てたから……」

赤城「……つい……この子達も遊びたがってたし」

龍田「うっかり衝突して爆発させたりしたら大事ですよ? ちゃんと考えてます~?」

祥鳳「あ、そ、そうですよね……ごめんなさい……」

赤城「ちょっとくらい大丈夫よ、この子達も実戦慣れしてて練度が高いし――」

龍田「それを慢心と言うんです!」

赤城「あうっ!」グサッ


電「赤城さん、祥鳳さん、艦載機をお返しするのです!」

烈風A&B「「………」」

長月「ってあれ、これどっちがどっちのだ?」

潮「……うーん……」

龍田「どっちも同じ種類だし……、そうだ、お二方ならわかるのでは?」

電「見分けるポイントとかあるのですか?」

祥鳳「はい、簡単ですよ」

烈風A&B「「!」」キラキラ

長月「流石空母だな、やっぱり私たちとは違――」

赤城「呼んだら来るのが自分の艦載機よ」

烈風A&B「「!?」」ガーン

長月「――そんな見分け方なのかよ!!」ガーン

龍田「……まあ、それはそうよね~……」

響「そんなことしなくても、判断する方法があるよ」

電「響ちゃん、わかるのですか!?」

祥鳳「私達でも見分けられないのに……」

響「簡単だよ。話してみるね」


響「烈風さん。あなた達のおかげで鎮守府のボーキサイトは守られているんだ」

烈風A&B「「!」」

響「いつもありがとう。感謝しているよ。これからもよろしくね」

烈風A「トーゼンデス コノワタシガイレバ コウクウセンハ アンタイデス オマカセクダサイ!」フンッ

烈風B「ワタシガ カツヤクシタンデスカ!? ヤッタァァッ! ウレシイ!! コレカラモガンバリマスッ!! ヨロシクデス!!」ハァハァ


響「Aが赤城、Bが祥鳳のだね」

龍田「待ってその前にその子達喋るの!?」

長月「知らなかった……教えといてくれよ」

祥鳳「(……言えない……!)」

赤城「(……私達も、知らなかっただなんて……!)」


烈風A「ワタシ チョットツヨスギマスヨネ マケルキガシマセン」

烈風B「ツギモ カツヤクデキルカナ カツヤクシタイナ… ワタシダッテカンサイキダモン」


響「慢心してる方が赤城、コンプレックス強そうな方が祥鳳で覚えるといいよ」

赤城「慢心っ!?」グサッ

祥鳳「コンプレックス……」グサッ

龍田「……艦載機って、持ち主に似るものなのね~……」

長月「アレだろ、ペットは飼い主に似る、みたいな」

電「なるほどなのです!」

潮「ちょっと違う気がしますけど……」



~~~



響「そういえばさ、この艦隊ってMVP獲った時の温度差が激しいよね」

長月「ん、そうか?」

龍田「あぁ……確かに、温度差すごいよね~」

電「なのですか? 意識したことなかったのです」

潮「……私も……」

響「やってみればわかるよ」

長月「よし! じゃあ気になるし試してみるか!!」

祥鳳「えっ、今やるんですか?」

響「思い立ったらなんとやら、だよ……いいよね?」

赤城「ええ。そのくらいなら付き合うわよ」



電「戦争には勝ちたいけど、命は助けたいって……おかしいですか?」

響「勝利か……いい響きだな、嫌いじゃない」

龍田「え? 私? 私なんてまだまだだよ~、ほらぁ、天龍ちゃんが物凄い顔で睨んでるし……」クスクス

赤城「この勝利に慢心しては駄目。索敵や先制を大事にしないと……って頭の中で何かが?」

長月「どんなに仲間が増えようとも、私を凌駕する艦はいないようだなっ!」キリッ

潮「私でも、お役に立てたのでしょうか……あぁっ、みんなっ見ないでくださいっ! 恥ずかしいよぉ!!」

祥鳳「ッやぁったあぁぁああ!! やりましたぁっ! ぁたしっ! 嬉しいっ!! これからも頑張りますねっ!!」ハァハァ


 「「………」」


響「ほらね」

赤城「本当ね。……それにしても、私の頭で囁いてるのは一体なんなのかしら……」

龍田「普通は若いうちに治るものなんですけどね~……」

赤城「中二病ではないから!!」

長月「電、お前意外と冷静なんだな」

電「戦いは好きではないのです、勝ってもあまり嬉しくないのです……」

潮「電ちゃんは優しいですからね。自分が少し恥ずかしいです」

響「いや……それより恥ずかしいのは……」チラッ


祥鳳「………///」カァァ


響「初めて聞いた時ビックリしたよね」

龍田「そうね~、私も驚いたわ~……」



~~回想~~



祥鳳「ふぅ……戦闘終了ですね」

長月「無事に撃破することができたな、完全勝利だ!」

潮「開幕の爆撃、とても強かったです!」

電「空母ってすごいのです!」

響「今までとは段違いの戦闘効率だね。勿論今回のMVPも……」

祥鳳「え、MVP……やっ……」フルフル

龍田「おめでとう、祥鳳さ――」

祥鳳「――やあったぁああぁぁ!!」グッ

龍田「!?」ビクッ

潮「ひゃっ!?」ビクッ

祥鳳「やりましたぁっ! ぁたしっ! 嬉しいっ!! これからも頑張りますねっ!!」ハァハァ

長月「お、おう……良かったな」

電「……お、おめでとうございます……」

響「……、………おめでとう」



~~~



響「変な空気になったよね」

長月「大人しい艦だと思ってたから、ギャップがな……」

潮「あそこまで息を切らして喜ばれると……なんというか……」

龍田「……引いちゃうわよね~……」

赤城「(話に入れない)」

祥鳳「そこまで言わなくてもいいじゃないですか!」

電「わ、私は良いと思いますよ? こっちまで嬉しくなるのです」

響「感情を表に出すのは悪いことじゃ無い」

祥鳳「響さんにそう言われると複雑です……」

響「私の感情はいつもフルオープンだよ」

祥鳳「それ絶対嘘ですよね!?」

電「ババ抜きすごく強いのですよ、響ちゃん」

長月「最早チートの領域だよな」

龍田「私も、響ちゃんには勝てないわね~……」

祥鳳「むしろポーカーフェイスじゃないですか!」

響「顔には出ないだけさ」

祥鳳「なら何に出ると……」

電・龍田「「効果音」」

祥鳳「!?」

龍田「ほら、例えば嬉しい時は……」

響「………」パァッ

龍田「ね?」

祥鳳「いや、『ね?』じゃないですからね! 何も解決してませんよ!?」

響「そんなこと言われても」オロオロ

祥鳳「ああもう無表情で効果音着けないでください余計に混乱する!!」

長月「響、祥鳳からかうのもそのへんにしておけよー」

響「りょーかい」

祥鳳「えっ、今のからかわれてたんですか!?」ガーン

電「響ちゃん楽しそうでしたよね」

龍田「ええ。私もつい便乗しちゃったわ~」

祥鳳「(……響さん、奥が深い……)」グヌヌ






かなり昔に書いたやつ。
ネタが無いので急遽投入!

隼鷹「っべー、これマジべーわ」



赤城「………」モグモグ

電「………」ジー

龍田「………」ペラッ

祥鳳「………」ノビー

長月「………」ゴロゴロ

響「………」ゴソゴソ

潮「………」ウトウト

赤城「ふぅ……安価なチョコでも、食べ比べると結構違いがあるものね」

電「赤城さん……その箱の山、一人で空けたのですか?」

赤城「まだまだあるわよ。電ちゃんも食べる?」

祥鳳「龍田さん、3巻まだですか?」

龍田「んー……もーちょっと……」

潮「むにゃむにゃ……うぅん、あけ…の…ちゃ、ごめんなさ……」

長月「……あ゛ー……」ゴロゴロ

響「……ふぅ……、これといったニュースは無しか」バサッ


  「「………」」


響「それにしても、平和だね」

長月「つーか、暇! なんかしよーぜなんか!!」

電「なんかって言われても……」

祥鳳「資材不足で出撃も見送りですし、特にやることも……」

龍田「漫画でも読んでいればいいと思うよ~、たくさんあるから」

長月「そういうのじゃなくてもっとアウトドア的なさぁ」

響「まあいいじゃないか。たまには動かない時間の使い方も覚えるべきだよ」

赤城「そーそー、ゆったりした時間も大切よ? ポッキー食べる?」

電「食べ過ぎも良くないと思いますけれど……」

響「しかしアレだね、ここまで平穏だと一山ありそうだと思わないかい」

龍田「そうね、物語だったら何かのフラグよね~」クスッ

祥鳳「平和な空間に、突然冥界からの訪問者が飛び込んできたりとか――」


 バンッ!! 「ひゃっはぁー!!」


 「「!?」」ガタガタガタッ!!


隼鷹「隼鷹でーっす! 何よその少年漫画みたいな反応?」

祥鳳「タイミングが悪いんですよ、もう」

電「も、モンスターさんかと思ったのです……」

赤城「シルエットが異界の生物よね」

隼鷹「出会い頭にめちゃくちゃ失礼じゃない!?」

龍田「そんな髪型してるからですよ~」

長月「どうなってんだよそれ」

隼鷹「しょーがないじゃんクセっ毛なんだよ、ほっといてよ」

祥鳳「それで、隼鷹さんが第一艦隊まで何の御用ですか?」

隼鷹「ん? あー、そうだったそうだった」ゴソゴソッ

 ドンッ

龍田「これは?」

隼鷹「瑞鶴が懸賞で当てた珍しいジュース。お裾分けのお裾分けみたいな?」

祥鳳「わあ、どうもありがとう!」

隼鷹「いーってことよ、アタシも飛鷹も辛党だしねぇ」

隼鷹「……というか、瑞鶴の奴ダンボール二箱当ててるから」

祥鳳「……わ、わあ……」

響「……幸運の名は伊達じゃないね」




~~~


隼鷹「っべー、これはヤバイわー、シャレにならんわー」

飛鷹「聞いて欲しそうな独り言ね」

隼鷹「聞く?」

飛鷹「うん」

隼鷹「アタシさ、第一艦隊にジュース差し入れたじゃん? 瑞鶴に貰ったやつ」

飛鷹「今朝持って行ったわね」

隼鷹「そのジュース、なんか部屋に置いてあってさー」

飛鷹「え? じゃあアンタ何持って行ったのよ?」

隼鷹「わかんないんだけどさー、アタシこの前千歳に大量の酒貰ったじゃん?」

飛鷹「ああ、『ワイン買ってみたけど私には甘すぎる』って瓶ごと頂いてたわね」

隼鷹「そーそー、それが消えてんだよね」



~~~



電「はにゃー……なんだか、変わった味のジュースですねー……?」

響「……そうだね、大人の味というものじゃないかな……」

潮「私、ちょっとニガテかもしれません……ふぁ……」

長月「なんだよだらしないな、私はこのくらいよゆうだぜ!!」グイッ

電「長月ちゃんすごいのですー! 電の本気も見るのです!!」ゴクゴク


龍田「あらあら、駆逐艦ちゃん達は今日も元気ね~……」

祥鳳「それにしても……本当変わってますね、なんのジュースなんでしょう?」

赤城「美味しければなんでもいいんじゃない?」ゴッゴッ

龍田「いい飲みっぷりですね~」



~~~



飛鷹「………」

隼鷹「………」

飛鷹「無かったことにしましょう」ポンッ

隼鷹「おお、それ名案!」

加賀「待ちなさい」

飛揚・隼鷹「「ぎゃああっ!?」」ビックゥ!!

加賀「化物を見たみたいな反応しないで」

隼鷹「その搭載量は実質化物だろ」

飛鷹「そうそう、すぐ怒るし……ヲ級クラスに怖いわ」

加賀「頭に来ました」スチャッ

隼鷹「冗談! 冗談だから!!」

飛鷹「そ、それより私達に訊きたいことがあるんじゃ!?」

加賀「そうね」スッ

隼鷹「(こういうところが……)」ホッ

飛鷹「(怖いのよね……)」ホッ

加賀「では改めて聞くけれど、赤城さんにお酒を届けたって本当なの」

飛鷹「……そこから聞いてたんだ……(耳良いなこの人……)」

隼鷹「まあ本当さね、アタシってばうっかりしちゃってさぁ」

加賀「どんなものを?」

隼鷹「飲みやすい、ジュースみたいに甘いヤツだよ。千歳は嫌いだったみたいだけど」

加賀「……そう……それは厄介ね」

飛鷹「ええ……、甘いだけに、飲んだことの無い駆逐艦達はまず気づかないでしょうね」

隼鷹「あ、そっか、問題が大きく……」

加賀「それでは赤城さんが気づかずに飲み進めてしまう……」

飛鷹・隼鷹「「え」」

加賀「お酒を一気に飲んだりしたら、あっという間に泥酔状態に」

加賀「真っ赤な顔して、『ちょっと暑い』と襟元を……」

加賀「……流石に気分が高揚します」ボソッ

飛鷹「………」

隼鷹「………」

加賀「………」ハッ

加賀「……では、私は第一艦隊の様子を見てくるわ。誰かが止めに行かないといけないし」

飛鷹「あ、はい……」

隼鷹「……お手数掛けます……」





飛鷹「………」

隼鷹「………」

飛鷹「真面目な話、大丈夫かしら? ジュースみたいなんでしょ?」

隼鷹「まージュースに近いっていっても酒だし、龍田辺りが気付いて止めるっしょ」

飛鷹「あの子飲まないわよ、見たでしょ? 千歳相手に頑なに断ってたの」

隼鷹「じゃあ祥鳳……もダメか、アイツ内気だからなぁ……」

飛鷹「大事にならなければいいけれど……」


~~~


 コンコンッ


加賀「お邪魔します」ガチャッ


長月「ごふっ……た、タンマ……マジで……」プルプル

電「まだまだなのれす! たちあがっていなづまのほんきをみりゅのれしゅ!!」ヒック


祥鳳「軽空母祥鳳! 脱ぎます!!」バッ

響「そんなに変わらないね、下も希望する」

龍田「うふふふっ、もっと盛大に破り捨てちゃえばどう~?」ケラケラ


加賀「お邪魔しました」バタンッ



加賀「(……思っていたよりも酷い状況だった……)」

加賀「(この状況は、ただ闇雲にやっても解決できないかもしれない)」

加賀「(ちょっと心の準備を整えて、冷静に突っ込み所を潰していかないと――)」

  ガチャッ

赤城「捕まえた」ガシッ

加賀「え」

赤城「どうしてすぐ帰っちゃうの? ……もっとゆっくりしていきなさい?」ヒック

加賀「あ、あの、赤城さ……」

赤城「さあ、おいで加賀さん。一緒に楽しみましょう……?」グイッ

加賀「はぅ……ど、どこ触って……や、やめっ……!」

  バタンッ



~~~


隼鷹「………」

飛鷹「………」

隼鷹「帰ってこないねぇ」

飛鷹「そうね」

隼鷹「………」

飛鷹「………」

隼鷹「……なんか、あったんだろうね……」

飛鷹「……ええ……」

隼鷹「……どーする?」

飛鷹「私、ちょっと見てくるわ」

隼鷹「マジで? あそこ行くの!?」

飛鷹「今回の騒動は隼鷹が原因だしね……責任は、姉の私にもあるわ……」ザッ

隼鷹「……飛鷹……」

飛鷹「尻拭いしてあげるから、帰ってきたらお昼奢りなさいよね!」

隼鷹「………」

飛鷹「全て収めて戻ってくるから……大人しく反省して待ってなさい!」タッ



隼鷹「(飛鷹がありったけの死亡フラグを立てて行った……)」



~~~



飛鷹「(入る前に、シミュレーションを済ませておきましょう)」

飛鷹「(この扉の中で何が起きているか分からない以上、油断は禁物)」

飛鷹「(あらゆるパターンを推測して、最適な状況で――)」


 「……みぃつけた……」ガチャッ


飛鷹「ひっ!?(バレた!? なんで――)」ビクッ

彩雲「………」キュィィィ…

飛鷹「(彩雲ですって!?)」

加賀「来ると思っていました……ひっく……さあ、中でゆっくりと……」

飛鷹「加賀さん!? あなた、ミイラ取りがミイラに――」

赤城「お客さん?」ヒョコッ

電「ちょーどいいのれしゅ! いなづまとしょーぶするのれす!!」ウィック

龍田「あらあら……一層賑やかになりそうね~……」トロン

――ガシッ

飛鷹「ちょ、な、何を……、離しっ……離しなさいってば!!」

赤城「まあまあ……ほら、これ美味しいわよー……?」

飛鷹「飲まない、飲まないですっ!」

加賀「赤城さんの酒が飲めないと言うの」グイッ

飛鷹「やめっ……んっ……」

赤城「!、こんな所に美味しそうな太巻きが……お土産ね」ヒョイッ

飛鷹「あっ! それ違っ、か、返してぇぇ!!」

加賀「美味しそうですね」

赤城「……一口味見を……」

飛鷹「ダメ! 食べないでぇ! うわぁぁんやめてぇぇぇ!!」



~~~



飛鷹「ひぐっ……、えっく……、グスッ……」ボロボロ

隼鷹「おかえ――ど、どうした飛鷹!?」

飛鷹「飛鷹じゃないわ……出雲丸って呼んで……」グスッ

隼鷹「ええっ!?」





隼鷹「飛行甲板持ってかれたぁ!?」

飛鷹「えぐっ……ぐすんっ……」コクコク

隼鷹「太巻きって……そりゃひどい、えげつねぇなぁ……」

飛鷹「……私の飛行甲板……」グスン

隼鷹「………」

隼鷹「……、しゃーねぇな……」ザッ

飛鷹「……隼鷹……?」

隼鷹「アタシが取り返してきてやるよ!」

飛鷹「あ、あんたには無理よ……危ないわよ……!?」

隼鷹「大丈夫大丈夫、アタシに任せとけって! 自分の尻拭いは自分でするさね!!」ダッ








隼鷹「………」


飛鷹「あ、もう戻って――」

隼鷹「橿原丸って呼んで……」グスッ

飛鷹「――フラグ回収早っ!!」



~~~



飛鷹「………」ズーン

隼鷹「………」ズーン

龍驤「な、なんや暗いな……やなことでもあったんか?」

飛鷹「………」

隼鷹「………」

龍驤「無視すんなやなぁー……飛鷹、隼鷹?」

飛鷹「出雲丸です……」

隼鷹「……橿原丸でーす……」

龍驤「は?」





龍驤「飛行甲板持ってかれたって……、どーゆうこっちゃそれ!」

飛鷹「……私達、もう……」

隼鷹「……普通の商船として生きてくわ……」

龍驤「アカンてジョブチェンジなんてしたら! アンタらそれでも空母か!!」

飛鷹「飛行甲板の無い空母なんて……」

隼鷹「ねぇ……」

龍驤「あーもう、こうなったらウチがオチを着けてきたるわ!!」








龍驤「………」

飛鷹「………」

隼鷹「………」

龍驤「ウチな、ファストフードでバイトしようと思うんよ……」

飛鷹「三段オチとかいいから」

隼鷹「正直読めてた」

龍驤「な、なんや! ウチに冷たない!?」





お茶濁しの艦これss
私の更新が異様に遅い時はカラオケ行ってると思ってくだしあ(・ω・` )

ビスマルク「ここがニッポンの鎮守府ね」



ビスマルク「どんなところなのかしら。私に相応しい場所だといいけれど……」

ビスマルク「………」

ビスマルク「……誰も居ないの?」キョロキョロ



電「(……外人さんなのです……)」コソッ

長月「(……あれが響の言っていた……?)」コソッ

潮「(……ちょ、ちょっと厳しそうな人……ですね……)」コソッ


ビスマルク「(あら、物陰に小さい子達が……このビスマルクに興味深々ね)」クスッ

ビスマルク「――Guten Tag!!」ザッ


電「(何言ってるかわからないけど……、……お、怒ってるのかな……?)」ビクッ

長月「(やべぇ外国語だ! どうする!? どうする私!?)」ビクッ

潮「(あ、謝らないと、えっと、えっと……!!)」ビクッ

ビスマルク「私はビスマルク型の――」

電「はわわわっ、ごめんなさいなのです!!」ダッ

長月「アー、アイム、の、ノーイングリッシュ!!」ダッ

潮「えっと、あの、あの……ソ、ソーリー!!」ダッ

ビスマルク「えっ!? ちょっ……」


 ……しーん……


ビスマルク「……あ……」

ビスマルク「………」シュン



~~~


 ヒソヒソ ザワザワ…


那珂「(わー、金髪だー、蒼目だー……海外モデルさんかな?)」コソッ

川内「(……あんまり夜戦好きそうじゃないなぁ……)」コソッ

神通「(ふ、二人とも、あんまりジロジロ見たら失礼だから……)」コソッ



ビスマルク「………」スタスタ

ビスマルク「………」チラッ


天龍「(うおっ、こっち見た! ……俺もあんな帽子被ってみようかな……)」コソッ

龍田「(外見から入るのやめようよ、天龍ちゃん……)」コソッ

北上「(いいねー、痺れるねぇー……! アタシも生まれ変わったら戦艦が良いな)」コソッ

大井「(北上さんは今のままで充分ステキですよ)」コソッ


ビスマルク「……ふぅ……」ファサァッ


夕立「(はわー! ファサァって! ファサァッってしたっぽい!!)」コソッ

時雨「(やっぱり金髪美女がやると映えるね……)」コソッ

天龍「(あの物憂げな表情……カッケーなぁ! いいなぁ!!)」コソッ

龍田「(きっと、私達には想像もつかないような悩みがあるのでしょうね~……)」コソッ


ビスマルク「………」バッ


 「「!!」」


 サッ ササッ



ビスマルク「(……何故なの……)」

ビスマルク「(何故こんなにも遠巻きにされるの……!?)」ワナワナ

ビスマルク「(挨拶したら逃げていくし……私は試されているの……!?)」

ビスマルク「(……逃げていく? そういえば、日本にはそんな文化があったような……)」ムムム…

ビスマルク「(なんだっけ……、に……Ni……)」

ビスマルク「(そう、NINJA!!)」

ビスマルク「(なるほど、NINJA文明は艦娘にもあったのね!!)」パァァッ



川内「(あ、急に明るくなった)」コソッ

那珂「(良いことあったのカナ?)」コソッ

夕立「(すごくスッキリした顔してるっぽい!)」コソッ

時雨「(ホントだ、カッコイイなぁ……)」コソッ



ビスマルク「(フフ……そうとなれば、私もNINJAとして認めて貰えるようになるまでよ!!)」



~~~


ビスマルク「………」ザッ

Z1(レーベレヒト・マース)「あっ! ビスマルクさん! やっといらっしゃ……」ピタッ

ビスマルク「……どうしたの?」

Z1「……い、いや……、……あの、その恰好は……?」

ビスマルク「NINJAよ」

Z1「えっ」

ビスマルク「いえ、女性の場合はCUNOICHIだったわね」

Z1「……はぁ……」

ビスマルク「軽装で機動性を残しつつも、顔を隠して素性は見せない……合理的だわ」

Z1「(この人は何を言ってるんだろう……)」

ビスマルク「あなたはもうNINJAになれたのかしら?」

Z1「え、いや……」

ビスマルク「そう。私は今に立派なNINJAになって馴染んで見せるから、マースも頑張りなさい」ポンッ

Z1「………」

Z1「……えっ……」




Z1「えっ?」



~~~



Z1『憧れの超弩級戦艦さんに久々に会ったら忍者にジョブチェンジしていた』

Z1『何を言っているかわからないと思うけど僕もわけがわからないよ……』

伊8「――って、最近来たドイツの駆逐艦が相談してきたけど……」


ビスマルク「(歩くときは手足を一緒に出して捻りを最小限に……)」スッスッ

ビスマルク「(ふふ……我ながら中々様になっているんじゃないかしら)」ファサッ



伊8「あれは重症だわ……」






伊8「グーテンターク、ちょっと良いかしら?」

ビスマルク「!、気配なくこの私に近寄るなんて、何奴!?」バッ

伊8「潜水艦、伊8……ハチです」

ビスマルク「なるほど、潜水艦……。Guten Tag! ビスマルクよ、貴方もドイツの?」

伊8「いいえ。言語を少々学んではいるけれど日本の艦です。……それより」

ビスマルク「?」

伊8「なんなんです、その変な格好は」

ビスマルク「!?」ガーン

伊8「白昼堂々コスプレなんてきょうび駆逐艦でもしませんよ……」

ビスマルク「だ、だってNINJAが……」

伊8「忍者はもう滅亡しました」

ビスマルク「」

伊8「なんで普通にショック受けた顔してるんですか!? 創作ですよあんなの!!」

ビスマルク「」

伊8「しっかりしてください泣いてましたよマースさん!」

ビスマルク「ハッ……、……な、なら私が遠巻きにされていたのは一体……?」

伊8「知りませんよ避けられてたんじゃないですか普通に」

ビスマルク「……ッッ!? さ、避けられていた!? 私が!?」ガーン

伊8「ほら、貴方の服装っていかにも軍人って感じじゃありませんか。うちカジュアルな職場なんで…」

ビスマルク「ああ、それでスクール水着を?」

伊8「いやこれは私達の制服なんですけど」

ビスマルク「………、大丈夫なのこの職場」

伊8「………、……まあ、ブラックですね」

ビスマルク「………」

伊8「いえ……戦艦さん達にとっては普通だと思うので、はい……」

ビスマルク「(この子……人生に疲れ切った目をしているわ……)」

伊8「ああ……一度で良いから何もかも放り出して、のんびりシュトーレンを食べたい……」

ビスマルク「Stollen? ならお土産に持って来てるけど……」

伊8「本当ですか!?」パァッ

ビスマルク「良い機会だし、レーベとマックスも呼んでティータイムにしましょうか」



~~~


Z1「だから本当なんだよマックス! ビスマルクさんが……」

Z3(マックス・シュルツ)「………」

Z1「NINJAなんてよくわからないし、僕どうしたら……」

Z3「………」

Z1「……聞いてる?」

Z3「レーベ、あなた疲れているのよ……」

Z1「可哀想な人を見る目やめて!!」

Z3「そうよね、慣れない場所で一人は辛かったわよね……。ごめんね、遅れて」

Z1「だからそういうのじゃないんだって! あっ、ほら!!」


ビスマルク「おーい! レーベ、マックス!!」

伊8「アハトアハト!」


Z3「……!?(忍者の格好したビスマルクさんがスク水と歩いてる……)」

Z1「ねっ?」

Z3「レーベ。私、疲れているのかしら……」

Z1「これが現実だよマックス……」



~~~


伊8「シュトーレン……やっぱり美味しいです……♪」

ビスマルク「こちらでは手に入らないの?」

伊8「はい。まだあまり馴染ないようで……」

Z3「……そういえば、売っていなかったわね……」

Z1「そうなんだ。僕も買って来れば良かったかな」

ビスマルク「……んー……」

Z1「どうしました? ビスマルクさん」

ビスマルク「いや、なんで私はあんなに避けられてたのかと……」

伊8「なんかやらかしたんじゃありませんか?」

ビスマルク「ただ挨拶して回っただけよ」

Z1「僕も挨拶回りはしたけど、普通だったよ?」

Z3「私も……受け入れて貰えたけれど」

伊8「……ちなみに、どのように挨拶しました?」

ビスマルク「戦艦らしく胸を張って――Guten Tag!! って」

伊8「あ、それですね」

ビスマルク「え?」

伊8「ドイツ語って、わからない人が聞くと怒ってるように聞こえるんですよ」

Z1「え、そうなの!?」

Z3「……それは初耳……」

伊8「百聞は一見に如かず、ちょっとドイツ語で会話してみましょう」

ビスマルク「そうね、……では、Obwohl es eine Rede einer Reise ist――」


~~~



 ガチャッ!!


 「「!!」」


祥鳳「口論が聞こえたから様子を……、……あれ?」

長月「……喧嘩してるんじゃないのか?」

電「仲良くお茶してるのです?」


伊8「……ほらね? 特にビスマルクさんは語調が強いから……」

ビスマルク「……なるほど……」

Z1「誤解を解くなら今の内ですよ」

Z3「……がんばってください……」


響「……誤解?」






電「ご、ごめんなさいなのです!」

長月「悪かった、そんなつもりは……」

ビスマルク「……え? 避けていたわけじゃなかったの?」

祥鳳「ピシッとしていたから、どう声を掛けていいのかわからなくて……」

潮「……あと、日本語通じるのかも……」

伊8「つまり、国外スターでも見るような感覚だったってことですね」

響「他のみんなもそうだと思うよ。みんな好奇心旺盛だから……、すまなかった」

ビスマルク「いえ、良く思われていたのなら悪い気はしないわ」ファサッ

電「や、やっぱり格好良いのです……!」

長月「そのファサァッってテクニック私にも教えてくれ!!」

ビスマルク「?」

響「……まあ、なにはともあれ、これからもよろしく頼むよ」

祥鳳「ビスマルクさん、よろしくお願いします!」

ビスマルク「ええ。よろしくね!」











オマケ


『超フォーマルと超カジュアル』


ビスマルク「……貴方、なんだかとても練度が高く見えるわ」

祥鳳「そ、そうですか?」

響「祥鳳はこう見えて提督の秘書艦なんだよ」

ビスマルク「なるほどね……、………」

祥鳳「………」

ビスマルク「………」

祥鳳「……あ、あの……なんですか?」

ビスマルク「いや、ここって本当にカジュアルなのねって……」

祥鳳「え?」

ビスマルク「だって秘書艦が半裸の鎮守府なんて初めて見たから……」

祥鳳「」グサッ

ビスマルク「あれ? どうかしたの?」

響「……あの、祥鳳に半裸は禁句だから……」

長月「結構気にしてるらしいぞ」

ビスマルク「じゃあ着ればいいんじゃないの!?」

Z1「日本の文化は難しいですね……」

Z3「……文化……なの?」





ビスマルクさんとZ3ちゃんお迎え記念。
とりあえず改造までは育てました(・ω・´*)
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