スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

電「暑いのです……暑すぎるのです……」


潮「うぅ……あついですー……」

長月「暑いって言うな……よけいに暑くなるだろ……」

響「……でも、暑いものはしかたがないよね……」

祥鳳「提督さんが殆ど来なくなったから、出来るだけ節約しないと……」

龍田「今はたまーに遠征命令とか練度上げの命を出しに来てくれるくらいよねー……」

電「提督さん……どうして帰ってきてくれないのですか……」ウルウル

潮「……私たち、もう要らないのでしょうか……?」ウルウル

長月「きっと夏の作戦には帰ってきてくれるさ、……それより、今はこの暑さだ」

響「なんとか誤魔化す方法が欲しいよね……」

天龍「よーっす、なんだよここもあちぃなあ…」ガチャッ

龍田「お帰り天龍ちゃん、遠征帰り?」

天龍「まあな、一応資材は溜めとかねーと……しかしあちぃ……」

龍田「そうだ、だったら怪談でもする?」

電「怪談?」

潮「!?」ビクッ

響「確かに、丁度良い季節ではあるね」

祥鳳「でも、私怪談なんて……」

龍田「大丈夫、語り手は私がやるよ~」



~~~


龍田「それじゃあ、照明暗くするねー」

……ボウッ

龍田「うん、このくらいかな?」

響「互いの顔が見える程度だ。丁度良いと思うよ」

潮「ちょ、ちょっと暗すぎる、ような……」ビクビク

電「はわわ……どきどきしてきたのです……」

祥鳳「……思っていたより本格的、ですね……」ソワソワ

長月「わ、私は幽霊なんて信じてないからな!!」

天龍「な、なんだお前らビビってんのか!? なっさけねぇなぁ!!」ドキドキバクバク

龍田「それじゃあ、いくよー」


 「「………」」ゴクリ


龍田「これはね、本当にあったお話なの」

龍田「……昔、この鎮守府が綺麗に立て替えられる前のことよ? 一人の男が、廃墟探検と称して鎮守府だったボロボロの施設に潜り込んだの」

長月「……ッッ!!」ビクッ

天龍「そこ潜り込んじゃダメだろアホか!!」ダラダラ

祥鳳「天龍さん、しーっ、しーっ!」

龍田「どんどん奥まで進んでいたのだけれど、あるとき、足音が一つ多いことに気づいたの……」

龍田「不審に思って足を止めても、ひたひた、ひたひた……」クスクスッ

電「ひぃぃっ!? くる、なにかくるのです!!」

潮「にゃあああああ!? に、逃げなきゃ、逃げなきゃ-!!」

響「電、潮、あまり騒いじゃだめだよ」

長月「うおぉぉぉぉ響ぃぃぃ!!」ガシッ

響「長月暑苦しい」

龍田「三百年前の幽霊がね、怒っていたのよ。真剣に、命を掛けて戦って居た者達の場所を荒らされて」

天龍「ごめんなさいごめんなさい!!」ガクブル

祥鳳「落ち着いてください私達は戦ってる方じゃないですか!」

龍田「バチバチ、バチバチ……異様な音に、ついに男は振り向いたわ~」

龍田「振り向いた男が目にしたものは、眼前に迫るスタンガン――」


――ピシャアアアアアアン!!


 「「「きゃああああ!?」」」「「うわあああああ!?」」


龍田「……そして、男の行方を知るものは誰も居ない、というお話でした~」


電「バチバチが、バチバチがくるのですー!!」

長月「お、おへそかくしてテーブルに潜れぇ!!」

潮「潮はただのダンボールですダンボールです見逃してぇ!!」

祥鳳「あわわわ、か、隠れ場所、カーテンの裏……!!」モソモソ

天龍「うわあああごめんなさい許してください俺ホントは怖くないからぁぁ!!」ブワッ


響「誰も聞いていないよ」

龍田「……やりすぎたかしら~」



~~~


……ゴロゴロ……


長月「なんだ、ただの雷だったのか……」

龍田「ゲリラ豪雨ね~」

響「随分と良いタイミングで来たよね」

祥鳳「良かったのか悪かったのか――」


――ガシャァァァァァァァン!!


――ブツンッ!!


電「はにゃぁぁっ!? ま、まっくらなのです! まっくらなのですー!!」

潮「ひぃいぃ!! ま、ま、まさかさっきの幽霊ッ……!?」

長月「ついに出やがったな幽霊ぃぃぃッ!!」

天龍「ででで出てきやがれ実体のないヤツなんて怖くねぇぞ触れるものなら触って――」

 ドンッ

天龍「――みぎゃああああっ!?」ビックゥ!!

響「あ、ごめんよ」

祥鳳「皆さん落ち着いてください、単なる停電ですよ」

電「て、停電……?」

祥鳳「凄い落雷でしたからね、配電のトラブルでしょう」

長月「いや、まだ油断は出来ねぇ!!」

潮「停電だと思い込んでからが危ないんです! 油断したところをビリッと!!」

電「はうっ!? そ、そうでした……、うぅぅ……」

龍田「大丈夫よぉ、あれ作り話だもの」

長月「へっ? ま、マジで……?」

龍田「一昨日ねー、ゴロゴロしてたら思いついたの」

潮「そ、そうだったんですか……?」

天龍「えっ、でもお前『これは本当にあったお話』って……」

龍田「語る時の王道でしょう? ……まさか信じてたのー? 天龍ちゃんかわいー」クスッ

天龍「で、でも日時とか、被害者の話とかあんなに詳しく……」

電「そ、そうですよ……シチュエーションや武器の詳細まで……」

祥鳳「詳細まで語るからこそ作り話なんですよ、被害者は独りで死んでるんですから」

龍田「あら……確かに設定ミスね、もう少し練るべきだったかしらぁ……」

響「そもそも、300年前の霊がスタンガンの時点でおかしいと思うべきだよ」

長月「!!」

潮「い、言われてみれば……」

天龍「クソッ、騙されたー!!」

龍田「駆逐艦ちゃん達に混ざって怖がる天龍ちゃん、面白かったわよぉ?」

天龍「別に怖がってねーし! ぜ、全然怖くねぇけど電気はまだつかないのか!?」

祥鳳「待っていれば復旧すると思いますよ」

長月「い、いつまで待てばいいんだよ……うぅ、誰か電気持ってないか?」

響「灯なんて普段から持って歩かないよ」

電「そ、そうだ! 龍田さん! 龍田さんがいるのです!!」

潮「そうです! お願いします!!」

龍田「え? 私? ……お願いって、何を?」

電「いつも持っているアレを使ってください!!」

長月「この部屋をパーッと明るくしてくれ!!」

龍田「そう言われても……何も持ってないけど……」

潮「今日もちゃんと持っていたじゃないですか!」

電「さぁ、頭の上のそれを使うのです!!」

龍田「……、いや、私のこれは蛍光灯じゃないよ?」

長月「なっ……そうだったのか!?」

潮「てっきり、非常用の蛍光灯かと……」

響「もしくは閃いた時のアイコンかと……電球の上位版みたいな」

龍田「まったく、まさかそんな勘違いされてるなんて――」

天龍「……え、マジで……?」

龍田「――天龍ちゃん!?」ガーン


~~~


 パッ

祥鳳「あ、点いた」

響「やれやれ、ようやく復旧したか」



龍田「……蛍光灯……」ズーン

電「か、かっこいいのです! それかっこいいですよ!!」

潮「そうです、わ、私も一度載せてみようかなって思ったことも……本当です!」

長月「ざ、斬新で良いと思ってたぜ! 個性は大切だからな!!」

天龍「ほら、俺だってオオカミ耳っぽいとか言われたことあるしさ!!」



響「あっちの復旧にはもう少し掛かりそうだね」

祥鳳「どこから持ってきたんでしょうね、あのお布団」

赤城「ただいま、さっきは大変だったわね」ガチャッ

祥鳳「あら赤城さん、今までどちらに?」

赤城「ちょっとつまみ食い――コホン、お手洗いに行ってたら停電で動けなく……」

祥鳳「……へ、へぇー……」

響「(……資材を確認しておこう……)」

赤城「?、あなたたち、何をしているの?」



電「赤城さん! 丁度良い所なのです!!」

天龍「赤城! 龍田のコレ、なんに見える!?」

龍田「………」チラッ

長月「ちょっと答えるだけでいいから!!」

潮「(きっと、赤城さんならこの状況もなんとか――)」



赤城「え? 非常食でしょ?」



龍田「」

天龍「」

電「」

龍田「……寝る……お布団が幸せー……」モゾモゾ

天龍「あ、ちょ、龍田っ……、ふ、ふざけんな赤城ぃぃぃ!!」ガルルルルッ!!

赤城「え゛!? 何が!?」ビクッ

長月「非常食はねぇだろいくらなんでも!!」

電「ひどいのです! 見損なったのです!!」

天龍「雷撃すっぞコラ!!」

赤城「な、なんで!? 私何かした!?」



響「……質問する相手が悪かったね」

祥鳳「……ドーナツ的な……?」

響「ちなみに、祥鳳さんには何に見えるんだい?」

祥鳳「え、言わないとダメ……ですか?」

響「ダメってわけじゃないけど、参考までに」

祥鳳「最初に見た時から、なんだか天使みたいだなって……」

響「………」

祥鳳「ほら、怨霊に憑かれた敵艦隊を葬って成仏させて……」

響「………」

祥鳳「て、天に召し上げる……みたいな……?」

響「………」

祥鳳「……ごめんなさい、忘れてください……」カァァ…

響「いや、……いいと思うよ、メルヘンチックで。ハラショー」

祥鳳「無表情で褒めないでください……」

響「私はいつもこんな顔だよ。龍田さんに言ってごらんよ、喜ぶと思うよ?」

祥鳳「……引き攣った愛想笑いが目に浮かぶのでやめておきます……」

響「そう、賢明だね」

祥鳳「ならなんで奨めたんですか!?」



~~翌日~~



祥鳳「ごめんなさい遅れました! 艦載機の搭載に時間が――」

響「ああ、それなら大丈夫だよ」

電「本日の出撃は中止なのです」

祥鳳「え?」

響「鎮守府の三バカが盛大にやらかしてね」

祥鳳「三バカって……何したか知らないけどそれは可哀想――」

響「長月・天龍・那珂が頭に蛍光灯乗っけて龍田さんを出迎えたんだ」

祥鳳「――昨日の今日でどうしてそんな真似を!?」

響「バカだから。悪気は無かったと思うよ」

祥鳳「……というか那珂さん関係ないんじゃ……」

響「飛び入りで参加したらしいんだ『こういう役回りは那珂ちゃんのお仕事だよね!』って」

祥鳳「(響さんが声真似するとシュールね……)」

電「……龍田さんカンカンだったのです、怖かったのです……」

響「その時に起きた惨劇は、この部屋を見て推して知るべし、だよ」


 ボロッ……


祥鳳「………納得しました」

響「私と電は撤退に成功したけど、三バカトリオと盾にされた赤城さんは大破で入渠中」

電「龍田さんは寝室にUターンで」

響「潮はそこのダンボールと一体化してる」


ダンボール「ワタシハタダノダンボールデス…ナカノヒトナドイナイデス…」ガタガタ


祥鳳「壊滅じゃないですか……」

響「ああ見えて、龍田さんはキレると滅茶苦茶怖いんだ」

祥鳳「いや、ああ見えてと言うかそれは予測がついてましたが」

響「それ間違っても本人の前で言っちゃだめだよ。絶対だ。絶対だからね」

祥鳳「そんな念押しされても言いませんからね!?」




久々に艦これss!
( ˘ω˘)丁度良い季節になったのでメモ帳に落ちてたネタ発掘したやつです
スポンサーサイト

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

龍田のアレ

孫悟空のアレかと思ったすんません
最近自分の瑞鳳が中破したことがないことが分かった
瑞鳳スゲー

No title

龍田さんを怒らせると薙刀?で攻撃してきそう
天龍ちゃんたち可愛過ぎ(^p^)
タブレットじゃなきゃ艦これ始めてるのに···
私は祥鳳さんと同じで天使に見えました

天使のわっか

今日も平和でしたマル

天使でガタッてなった自分。(え

龍田さんのあれってどう浮いて、どう色が変わってるんでしょうね。自由研究の課題としt(ry

そして臆病な人達。
湖ちゃん崩壊ですね、どんだけ怖がりなんでしょう……

どうでもいいけど、駆逐艦が全員Lv.99になった改二強い(当たりまえ

本気で怒らせてはいけない娘ベスト3に入る(確信)

龍田さんは基本天使可愛いですけど怒らせると絶対天国に連れてかれる気がします(震え声)

怖い目に遭いたくない祥鳳さんとクールに判断できる響ちゃんは賢明でしたねwそれに比べて3バカトリオは…(呆れ)
でもまあ…那珂ちゃんはアイドルだから痛い目見るのも視聴者サービスという仕事だからいい…のかな…?

No title

ヘレさん>

しめつけたりはしませんw
序盤から瑞鳳とはラッキーですね!


マキナさん>

龍田さんは怒らせてはいけない(戒め
あのアクセサリーよくわからないけど可愛い。


snowさん>

鎮守府は今日も平和です。
龍田さんのアレの仕組みが本当にわからない…

全員99とかやり込み過ぎでしょう(震え声)
私のとこの99は電響潮だけです


ウバメさん>

祥鳳さんは怖い目に遭いたくない
というより単に遅刻したようです(

那珂ちゃんはむしろこういう方向性がウケてそう(
プロフィール

o雛嬢o

Author:o雛嬢o
気まぐれ多趣味な私、雛嬢が自分の好きなジャンルの小説や
イラストなどをまったり書き綴るよろずブログ。リンクフリーです。
カテゴリ一番上にある必読記事は読んでくださいね。

現在のメインはぷよぷよ・ポケモン(プレイ記)となっております(・ω・´*)
ただリアルの事情で更新頻度やや低下中……。

申し訳ありませんが、現在フレコ交換受け付けておりません。訪問者さん同士での交換所はこちら→3DSフレコ交換所(pass:3dstrade)

※過度な下ネタ、中傷、転載等のマナー違反を繰り返し、
注意しても改善されない場合は他の方々にも迷惑なので
コメントの規制をさせていただきます。ご了承くださいませ。


ゲームで気まぐれに対戦部屋を開いたりしている時がありますが、その時はお気軽にご参加くださいね!

最新記事
最新コメント
カテゴリ
ss (58)
検索フォーム
ぷよカウンター
ぷちチャット

無料アクセス解析
FC2投票
無料アクセス解析
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。